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【ドラえもん本レビューその211】ドラえもんの体育おもしろ攻略 とべる!なわとび

 

ドラえもんの体育おもしろ攻略 とべる!なわとび

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出版社:小学館

発行日:2019年10月20日

価格:850円(税抜)

まんが:ひじおか誠

全194頁

 

 

 

10月15日(火曜日)に発売された本のご紹介。

 

まんが担当は「ふしぎのサイエンス(ヒストリー)シリーズ」でお馴染みのひじおか誠先生。

学習シリーズを描くのは、おそらく今回が初めてだったハズ。

 

 

 

 

今回の「体育おもしろ攻略」は『なわとび』がテーマ。

 

 

「そもそも『なわとび』というテーマだけで本一冊分もつのか?」という心配もチョットだけあったのですが、

 

基本のなわとびの飛び方はもちろんのこと、「交差とび」「返しとび」などの派生技の数々、

長縄跳びをうまく飛ぶためのコツ、なわとびを使ったレクリエーションのあそび方、

 

そして、みんなの前で出来たらカッコいい「二重とび」のやりかたなど、この本に書かれている情報は盛りだくさん。

 

 

読めば読むほどわかる、

ただ単にロープを回して飛ぶだけの運動だと思っていた『なわとび』の奥深さに、すっかり感心してしまいました。

 

 

 

 

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とくに「なわとびの長さはグリップの中で結んで調整するのではなく、ハサミ等でロープを切って調整する」という情報は、

小学生だった頃に知っておきたかった情報でした。

 

子供の頃は、無駄にグリップの中でロープの結び目を作りまくってよく自慢してましたわ。

だから自分は縄跳びヘタクソだったんですね。今ごろ気づいた。(遅い)

 

 

 

 

そしてこの本では、第4章の「ウルトラなわとび」のくだりなど、

ドラえもん』を全巻読んだことがある人ならニヤリとできる小ネタが入っているのも嬉しい。

 

この本に出てくるジャイアンが「のび太になわとびを指導してくれるいい奴」だったのも、映画のドラえもんっぽくて実によかったです。

 

 

 

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女性体育教師の名前も、藤子ファンにはたまらない名前になっていたぞ!

 

こういう、本来の読者層である子供にはわからなくて、

元ネタがわかる大人は基本読まないであろう本に載っている藤子ネタは、このブログを通して積極的にひろめていきたいです。

 

 

 

「この本を読んだみんなもやってみようね!」みたいな終わり方が多い『ドラえもん学習シリーズ』ですが、

今回の「とべる!なわとび」は、あえて余韻を残すような終わり方だったのもなかなかに新鮮でした。

 

学習漫画としてもしっかりと楽しめ、ドラえもん要素もしっかりと入っている一冊。

これまでの学習シリーズの歴史に新たな風が吹いた気がしました。

流石、ひじおか先生だ。 

 

 

 

 

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あと、ここのなわとび特訓のシーンは何だかエッチな感じがする。(上級者)

 

『ゆらぎ荘の幽奈さん』あたりの作品だったら、確実にお色気シーンへ発展するようなシチュエーションだ!

 

 

実際、この場面の後にちょっとしたサービスシーンもあったりするので、

みなさんも興味があったら、是非お近くの本屋さんでチェックしてみてください。へそ。

 

 

 

 

というわけで、今日はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

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この言葉、流行ってほしい。

 

 

 

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ドラえもんが縄跳び持ってるところ、かなりレアだと思う。