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ドラえもん感想(ドラえもんがいっぱい&アルマジロン)

  

2019年10月19日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

ドラえもんがいっぱい(アニメオリジナル)

先週は報道特番により、放送枠移動からわずか2回目で放送休止となってしまったアニメ『ドラえもん』。

 

その影響で1週ぶん放送内容が繰り下げとなってしまった今回は、

のび太の部屋で楽しそうにおしゃべりをするドラえもんと伊藤つばさちゃんの密会現場からはじまった。

 

 

まさか国民的アイドルとネコ型ロボットが熱愛関係に!?と思いきや、

目の前にいるつばさちゃんは『写真きゅうばん棒』という道具で生み出した、あくまでもニセモノのつばさちゃんなんだそうで、

この道具についている吸盤を写真にくっつけてひっぱると、写真の中にいる人物が引っ張り出せるという効果をもっているんだとか。

 

 

 

「写真」にうつってさえいればどんな人物でも引っ張り出せそうだったので、

やりようによっては、土曜5時にそぐわないシチュエーションの使い方がいくらでもできそうな道具だったのですが、

 

残念ながら、

今回のお話は『写真きゅうばん棒』によって10体にふえてしまったドラえもんとの生活を中心にお届けしていました。

 

 

とにかくドラえもんがいっぱい出てくるので、

ドラえもんスキーな人にとってはたまらない回ですよ、コレは。

 

 

 

草むしりでラクをしようとドラえもんを増やすのび太くんでしたが、

そのドラえもんたちの間で起きたケンカによって、『写真きゅうばん棒』が壊れてしまうハプニングが発生。

 

代替の商品を注文しようとしても、

未来の世界の最新商品かつ人気商品でもあった『写真きゅうばん棒』は現在売り切れ状態とのことで、

道具が再入荷されるまでのあいだ、のび太くんは10体のドラえもんと共同生活を送るハメになってしまうのでした。

 

まあ、この手の展開で「タイムふろしき使って直せ」とか言うのは野暮ってもんですね。

 

 

でも自分が同じ状況に巻き込まれたら、

新しい道具が届くまでの間、ドラえもん9体分のしっぽのスイッチひっぱって機能停止させちゃうと思う。

無慈悲だとは思うけど、ドラえもん10体もいたら何かうるさそうですし・・・。

 

 

そして、未来の世界でも『写真きゅうばん棒』が人気ってことは、

2112年になっても、あの道具で人気アイドルを写真から取り出していろいろヤリたいと思っている人が変わらずにいるってことなんだろうか?

 

未来のアイドルは今のアイドル以上に、メンタル面でいろいろと大変そうだ。

 

 

 

ドラえもん(×10体)との共同生活。

見ている分には懐かしのドラえもん寿司のCMを彷彿とさせて楽しかったのですが、

ドラえもん達の間では常にハチャメチャと喧嘩がつきまとい、のび太くんはもちろんのこと、本物のドラえもん自身もだいぶ辛そうだった。

 

 

今年の映画『のび太の月面探査記』のプレミアム版ブックレットによると、

劇中に数多く登場するムービット(モブ)たちの作画は、かなり早めの段階でCGによる作画に切り替えたおかげで大分ラクができたらしい。

 

でも、今回みたいなドラえもん10体程度だとCG作画に任せるわけにもいかなさそうなので、

ドラえもんのび太くんのみならず、作画スタッフのみなさんもいつもより大変だったのでは?という裏の頑張りまで想像してしまう。

 

 

こういう作画に手間がかかりそうな回の時は、

制作スタッフ側も「めんどくさいなー」とか思いながら、ドラえもんたちの絵を描いているんだろうか?

 

「作画に手間のかかりそう回」を書いてしまった脚本家さんも、

スタッフさんたちに気を使い、従来の締め切りよりもちょっとだけ早く台本をあげていたりするのかもしれないぞ。

 

 

あと、129.3kgの物体が10体も同じ部屋で大暴れしていたら、

のび太くんの部屋の床が抜けちゃうんじゃないか?という心配もある。

野比家は借家だけど、たてもの自体はけっこう頑丈なつくりをしていることを願いたい。

 

 

 

かくして、10体ドラえもんのほうは、

新未来デパート(『人間製造機』を売っちゃった所と一緒か?)から、新しい『写真きゅうばん棒』が届いたおかげで無事に一件落着。

 

ついでに崖から落っこちそうになっていたのび太くんを、見事なチームワークで救ってもみせたのでした。

 

 

元の写真にもどるため、

無表情で谷底へと落下していくドラえもん達の姿は、集団自殺をしているみたいでかなり怖かった。

 ヘタしたら、見ている子供たちのトラウマにもなりかねない描写だ。

 

 

のび太くんも、

写真に戻ろうとするドラえもんと手をつないだまま地面スレスレまで落下した時のショックで一時的に気がくるってしまったのか、

 

目をぐるぐるさせながらドラえもんがいっぱ~い」と発言したところで、このお話は終わり。

なんだかのび太くんがものすごくひどい目にあってたのに、ちょっとオチが弱いように感じたぞ。

 

 

でも、今回の騒動はのび太くんが元凶であるので、

そう考えると因果応報なのかもしれない。

 

どうせ失敗するならドラえもんも10体だけなんてことは言わず、今度は100体ドラえもんに挑戦だ!

 

 

 

 

アルマジロ(アニメオリジナル)

外を歩けばジャイアンに殴られ、犬にかまれ、自転車に足を轢かれたりと、

常に不運の絶えないのび太くんのため、ドラえもんアルマジロン』による自己防衛策を提案してきました。

 

 

アルマジロン』は

体をまるめて身を守る動物「アルマジロ」をモチーフにしたリキッドタイプの道具であり、

これを頭に一滴たらせば、自らの体を「球体」にしてあらゆる攻撃のダメージを防ぐことができる効果をもっている。

 

「服が汚れそう」という欠点を考えなければ、ボールのように転がって移動することも可能だ!

 

 

でも「丸まった状態」とはいえ、誰かに蹴られたら普通に痛そうだし、

ドラえもん世界の練馬区の治安だと、目の前に「謎の球体」があったとしても平気で跳ね飛ばしそうな乗用車も出てきそうなので、けっこう危険だ。

 

おそらく本編で語られていないだけで、

「丸まった状態だと皮ふがゴムボールのようになって防御力があがる」といった感じの特殊効果も備わってくれるんだろうと推測します。

 

 

 

実際の効果のほどはさておきとして、頭をお腹にうずめるようにすれば、

のび太くんでも「球体のすがた」になれる。

 

 

球体の色はその時に着ていた服の色を反映するらしく、

黄色いシャツに紺色の半ズボンを履いていた際ののび太くんは、半分黄色で半分紺色の『影ぼうしフラッシュ』にそっくりな見た目の球体になっていた。

 

おそらく「赤いシャツに白いズボンを履いた状態」で球体になれば、

モンスターボールそっくりになれると思うので、『アルマジロン』をつかった宴会芸をやりたい人は是非試してみてください。

 

 

 

なお、この話を脚本された方いわく、

今回登場した『アルマジロン』は、『トカゲロン』の姉妹商品的なイメージの道具として書いたらしい。

 

たしかに『アルマジロン』の瓶のデザインは『トカゲロン』にそっくりだし、

物語冒頭の「のび太くんが犬に尻をかまれてズボンが破けるくだり」も共通している。

こういうイメージの膨らませかたも、けっこうおもしろいですね。

 

過去に登場したアニオリ道具に、

アルマジロン』と真逆で、飲むと四角くなれる『カドバール』という道具があったけど、それとはとくに関係はないようです。

 

 

 

令和の時代だというのに、

空き地で空き缶を的にしたボウリングに興じていたスネ夫としずかちゃんと合流し、のび太くん達はみんなで球体になって遊ぶことに。

 

本来無機物であるはずの球体が、声を発しながら転がり続けているだけの光景はかなりのシュールっぷりだ!

 

 

物語のはじめから、

何故か『アルマジロン』で球体になるのを嫌がっていたドラえもんでしたが、

そのワケが「球体になると、なかなか元に戻れなくなってしまうから」という理由であった。

 

 

 あと、ドラえもんが球体になるとなぜか顔が前面にでてしまうため、

「球体になった時の見た目がダサい」ということも、気にしているようだった。

 

前述ののび太くんみたいに転がって移動したい時も、

顔のあちこちに砂利とかがいちいち刺さって痛そうなので、不便だとも思う。

 

 

開発者の想定にない、ドラえもんのような「二頭身体系の人」が使うと変なバグが発生するんだろうか?

 

 

 ドラえもん 40cmビーチボール

ドラえもん 40cmビーチボール

 

なお、球体になったときのドラえもんの姿は、上の画像の商品にそっくりでした。

これをドラえもんだと思って愛でるのも楽しいかもしれない。

 

 

 

そして球体になったのび太くんは、

何も知らないジャイアンから「椅子」「愛犬ムクのおもちゃ」として扱われていた。

 

ジャイアン自身も、この球体がのび太くんであることに全く気付かず、

球体のび太に座った状態から直の放屁をかますくらいには、リラックスしてくれているようではあった。

 

 

『いただき小判』の回以来となる、

逃げ場なしの放屁攻撃を食らったことで、これには流石ののび太くんも参ってそうだ。

 

 

それでも、ほうほうの体で家へと帰ることが出来たのび太くん。

家の前でのび太くんの帰りを待っていたドラえもんから「さてはボールと勘違いされてジャイアンに拾われたな?」と言い当てられてビックリ。

 

「どうしてわかったの?」と戸惑いますが、

じつは背中に「剛田たけし」と名前が書かれていることに、のび太くんだけ気づいていなかった・・・というオチ。

 

 

見かけによらずジャイアンは自分の持ち物に名前を書くタイプ」だということがわかった回でした。

意外と几帳面なんですね。

 

 

 

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あと、ドラえもんの腕の長さがよく見たらおかしなことになっているシーンも見つけました。

こういうのも見つけ次第、感想記事で逐一報告していきたいと思います。

 

 

といったところで、今週はここまで。

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

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詳しくは公式ホームページにて。

 

 

 

スネ夫としげお●

新コーナー第2回。

今週は『アルマジロン』の話題から、スネ夫の「しげおの周りにジャイアンっぽい人はいないか?」という質問がつづいたことで、

最終的にジャイアンのことを語る流れへと発展していきました。

このコーナーの会話って、全部アドリブなんだろうか?

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は10月26日。

「変身レプリンター」「ツバメののび太」の2本をお送りします。

 

先々週の感想:ドラえもん感想(ねこっかぶり&強~いイシ)

先週の感想?:ドラえもん感想(台風19号)

 

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