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【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第16話「細蟹王女」

 

 

少年シリウス4月号掲載怪物王女ナイトメア』最新第16話の感想です。

3月は『のび太の月面探査記』の話題で忙しくてバタバタしてたら、また今月も感想書くのが遅くなってしまった!

 

 

 【これまでの感想】

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第1話「回帰王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第2話「宿仮王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第3話「人形王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第4話「捕食王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第5話「休眠王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第6話「冬来王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第7話「不詳王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第8話「叙述王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第9話「鮫肌王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第10話「異界王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第11話「流転王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第12話「魔窟王女」 

   【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第13話「謂帝王女」 

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第14話「信託王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第15話「禁忌王女」

 

 

 

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ヒロくんがサリエリさんに捕まってクローンを大量生産されちゃったり、

満を持して『怪物王女ナイトメア』の世界に初登場した南久阿さんの見た目がだいぶ違っていた前回

 

 

南久阿さん(仮)は姫様の血を使ってヒロくんの死体を蘇らそうとしますが、まったく効果が出ずに終わってしまった。

 

しかし令裡さん曰く、逆にこの死体がヒロくん自身でなければ王族の血の効果ですぐに蘇生していたハズであり、

一度死んでしまったヒロくんだからこそもう蘇らないのだと解説していた。

 

もう一匹、王族の血を浴びた大蜘蛛がすぐに蘇生していたのが、何よりの証拠である。

 

 

 

さらにヒロくんのクローンの場合、血の効果もたったの数時間しか持たないらしい。

 

サリエリさんがもう1回血を与えても蘇生しなかったっぽいので、

「王族の血」には、体を変化させて不死身にする効果があるわけではなく、スピリチュアル的なムズカシイ何かがあるのかもしれない。

 

王族の血を浴びた時点で体の構造自体が変わったのなら、複製でもちゃんと蘇りそうな気がしますし。

うーん、どうなんだろう?

 

 

 

そんなクローンヒロくんでありましたが、

完全に死んだと思われる状態から意識を取り戻したり、実験の失敗で蛾と融合してしまった状態でも姫様を助けるために動いていた。

これもまた、「王族の血」ならびに血の契約の効果によるものなのかな?

 

 

 

今回のお話は、「血の契約とはどういうものなのか」や、

「血の戦士としてのヒロくんと姫様の強い繋がり」を描きたかったんでしょうかね。

 

だとしたら今回はこちら側からちょっとすり寄らないと、イマイチ伝わりづらい内容だった気もする。

このエピソードにどうしても蜘蛛を出したかったあまり、ストーリー展開に無理が生じてしまったのかも。

 

 

 

あと、王族の血を浴びた大蜘蛛が姫様の手によって自由自在に操れるようになっていたのもちょっと気になる。

 

かつてシャーウッドの血の戦士になったパンダの劉劉も、シャーウッドの指示によって動いていたような気もするので、

人間とちがって、動物や虫なら自由にコントロールできるってことなんだろうか?

 

 

南久阿さん(仮)改め、

「南久阿さんに成りすましていたらしい邪神」をみんなで倒した後、

 

クローンヒロくん達と一緒に大蜘蛛もいつの間にか死んでいましたが、あの状態から血を与えたらまた復活してたんでしょうかね。

でも新メンバーに「大蜘蛛」まで加わっちゃったら、ちょっと漫画内のメンツが濃すぎになっちゃうしなあ・・・。

 

 

ちなみに今回のサブタイトルにある「細蟹(ささがに)」とは、蜘蛛の古い言い回しらしい。

またひとつ知識が増えてしまいました。

 

 

 

一方のサリエリさんも、わざわざ捕らえたヒロくんを無傷のままで返していた。

 

この人、けっきょくヒロくんの複製を大量につくって何がしたかったんでしょうかねえ。

姫様に「おまえの血の戦士、俺がクローンにしちゃったもんね~」みたいなこと言って、自己顕示欲でも満たしたかったんだろうか?

そうだとしたら、サリエリさんは人間(?)としての器がかなりちっちゃそうだ。

 

実はヒロくんに性的興味を抱いていて、複製ヒロくん達でちょっとしたハーレムを作りたかった・・・とかだったらどうしよう。

 

 

 

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 そして、ホンモノの南久阿さんもようやく登場だ。

どうやら自分の祠の中に知らないヤツがいたので、ずっと入れずに困っていたようだ。

その気になれば追っ払えたかもしれないけど、無駄な戦いは避けるのがベターである。

 

 

格好が『南Q阿伝』の時の服装とほぼソックリなので、

やっぱり『怪物王女』の南久阿さんと『南Q阿伝』に出てくる南久阿さんは同一人物だったりするんでしょうかね。

 

南久阿さんが『怪物王女』の終盤でいなくなったとすると、『怪物王女ナイトメア』はやはり『怪物王女』と同じ時系列の作品ということなんだろうか?

 

ただ、第1話の感想で提唱した「全部夢オチ説」の可能性も根強く残っているので、まだまだ油断はできないところ。

 

 

ちゅうか、本当に夢オチだったら今回の考察とかも全部ムダになってしまうので、

真面目に物語の伏線を考える気が起きなくなってしまうのも、ちょっと考えものである。

 

そろそろ物語のカギとなりそうな、新たなるヒントが欲しい・・・。

 

 

 

それにしても今回の南久阿さん、怪物王女に出ていた頃と比べて性格がだいぶ丸くなったような気がする。あと造形も。

あっちの作品における渡来神との戦いもひと段落ついて、ちょっとだけ気もユルんでいるのだろうか?

 

 

あと、南久阿さんがこの世界の謎を解明するポジションになるんじゃないか!?と思ってたけど、別にそんなことなかった。

謎の解明は、まだまだ先になりそうです・・・。

 

 

 

そんなわけで、次号の少年シリウス5月号は3月26日(火曜日)発売。お楽しみに~。

 

 

 

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怪物王女ナイトメア(1) (シリウスKC)

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