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【ドラえもん本レビューその185】ドラえもんムービーコレクション① 宇宙と世界のミステリー編

 

ドラえもんムービーコレクション① 宇宙と世界のミステリー編

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出版社:小学館

発行日:2019年3月5日

価格:780円(税抜)

全290頁

 

 

 

2月28日(木曜日)に発売された一冊。

 

この傑作選は、

「『映画ドラえもん』は、藤子・F・不二雄先生がこれまでの短編作品で描かれてきた数々のアイデアの集大成である」ととらえ、

 

過去の映画ドラえもんで直接的に映画原作につながった作品から、

映画に共通するテーマをもった作品、

 

その映画のアイデアの「タネ」になったのではないか?と思われる短編のドラえもん作品を集めたセレクション本となっております。

 

 

 

最近出た同じドラえもんの傑作選でも、

『ドラえもん〇年生シリーズ』とは、また違った取り組み方なのがおもしろいですね。

 

 

 

 

<ためし読み>

shogakukan.tameshiyo.me

 

 

 

今回はシリーズ第1弾として、

「世界のミステリー」「月」「宇宙」など、先日公開されたばかりの『映画ドラえもん のび太の月面探査記』のテーマにまつわる短編を多数収録。

 

巻末では、お笑いコンビ・サバンナ高橋さんの解説や、

藤子・F・不二雄、「異説」を大いに語る。』という異説に関するコラムも掲載されております。

 

 

 

 

というわけで、収録作品のリストです。

 

 

 【収録作品】

異説クラブメンバーズバッジ(てんとう虫コミックス23巻収録)

空想レンズ(藤子・F・不二雄漫画大全集『ドラえもん』第9巻収録)

世界沈没(コミックス4巻収録)

ツチノコ見つけた!(コミックス9巻収録)

大予言・地球の滅びる日(コミックス36巻収録)

広~い宇宙で海水浴(コミックス29巻収録)

ネッシーがくる(コミックス6巻収録)

竜宮城の八日間(コミックス25巻収録)

ハロー宇宙人(コミックス13巻収録)

ハリーのしっぽ(コミックス33巻収録)

天井うらの宇宙戦争(コミックス19巻収録)

歩け歩け月までも(コミックス26巻収録)

未知とのそうぐう機(コミックス17巻収録)

10分おくれのエスパー(コミックス27巻収録)

天の川鉄道の夜(コミックス20巻収録)

雪男のアルバイト(ドラえもんプラス4巻収録)

宝星(コミックス44巻収録)

かぐやロボット(コミックス37巻収録)

行け!ノビタマン(コミックス21巻収録)

 

 

 

この本を読んで、「どの話が映画と繋がってるのかな~」と考えるもよし、

 

「映画の制作会議で『道路光線も出しますか?』みたいな提案もあっただろうけど、すぐに却下されてそう」

「今年は映画の宣伝でUMA(未確認生物)を絡ませる動きがあったけど、映画にネッシーとか別に出てこなかったな・・・」などと思うもよし。

 

 

楽しみ方や想像のしかたは人によっては自由自在です。

 

 

 

 

ただ、値段もちょっと高めなので、お金に余裕のない人が無理して買うってほどではないかも。

あくまでもドラえもん好きな人が買う、コレクターズアイテムに近い感じの一冊って感じがしました。

 

 

冒頭で「『映画ドラえもん』は藤子F先生のアイデアの集大成!」って言ってたのに、

シリーズ第1弾で取り上げてる作品が藤子・F・不二雄先生のオリジナル作じゃないところも、なんか気になるポイントではある。

 

 

 

いちおう、これは「第1弾」ということになっているので、

もしかしたら来年の映画公開時あたりにシリーズ第2弾が出るんでしょうかね。

 

「シールおあそびえほん」「ふしぎの〇〇シリーズ」につづく、映画公開時の風物詩として定着してくれればいいのですが・・・。