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新雑誌『ミラコロコミック』に『ドラえもん物語』の特別編が掲載されています。

 

記事にするのがちょっと遅くなってしまいましたが、

1月25日(金曜日)発売の新雑誌『ミラコロコミック』ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~』の特別編が掲載されました。

 

 

 

ちなみに、ミラコロコミックの定価は750円。

キラキラの表紙や付録に「金のスプラシューター」がついてくることもあってか、そこそこお高めの値段だ!

 

 

 

「2X56年からやってきた奇跡と未来が詰まった新雑誌」という触れ込みではじまったミラコロコミックですが、

内容的には、新人コロコロ作家さんの作品発表の場としての要素が強かったこの雑誌。

 

今回のミラコロコミックに『ドラえもん物語』が掲載されたのは、

どちらかといえば、コロコロの読者さんに向けてというよりも、今回読み切りが載ったコロコロの新人作家さんへの発奮をうながすためだったのかもしれません。

 

 

コロコロの偉大なる大作家の物語を読むことで、

より一層、将来のコロコロを支えるような漫画家さんを目指してくだされば、実にありがたいことです。

 

 

 

 

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今回の「ドラえもん物語」の特別編は、

若かりし頃のむぎわら先生が、藤子・F・不二雄先生が漫画のために集めた本や資料の多さを知り、あらためてプロの漫画家としてのスゴさに驚くといった内容であった。

 

 

といっても、マンガを良くするためにムリヤリ努力して集めたというわけでもなく、

 

劇中の藤本先生のコトバからも感じられたように、

ただ興味をもって集めたり読んだりした資料が、偶然いい具合に漫画で役立った・・・という場合がほとんどだったのかもしれません。

 

 

とにかく創作のアイデアを生むためにいろんな情報を吸収しておくことは、漫画家にとっても非常に大切なことです。

漫画のアイデアは、いくつあっても困ることはないでしょうし。

 

 

プロの一流漫画家である藤本先生が、

さまざまな資料を読むことで得たアイデアをアウトプットしたものが「大長編ドラえもん」などの作品だと思うと、なんともぜいたくな気がしますね。

 

 

 

これらの藤本先生の漫画に対する姿勢を見て「ボクも先生みたいな漫画家になるぞ!」と決意を改めるむぎわら先生。

 

 

今回の物語の舞台は、平成元年(1989年)の頃のお話。

平成の終わりに生まれた新雑誌にふさわしい、ユメのある読み切り作品だと感じました。

 

 

 

 

それにしても、このミラコロコミックは、

「2X56年からやってきた!」と言っているのに、電子書籍にまったく対応していなかったのが少しひっかかってしまった。

 

これがコロコロコミックは2X56年になっても電子化しません」という、編集部からのメッセージ代わりだとしたらなんか嫌だぞ。

 

いいかげんコロコロも電子化してもいいと思うんですけどねえ。

やっぱりムリなんだろうか?