2018年11月9日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラおなじものさがし●
今週は「あい棒」からの出題。この後に放送されるお話です。
●ドラドラニュース●
本日は「相棒」とのコラボスペシャル!
水谷豊さんと反町隆史さんがアニメに登場する本人役を演じるという、実にスペシャルな回でありました。
自分は相棒についてはあまり詳しくないので、この回を見た相棒ファンの方の感想も聞いてみたいところです。
権利関係の事情でこのお話はDVDソフト化もムズカシイはずなので、かなりレアな回になりそうな気も。
ちなみにこの週に放送された「相棒」では、
シャブ山シャブ子(17)なる薬物中毒者が登場し、ネット上を震撼させた回であった。
「シャブ山シャブ子」というネーミングは、どことなく藤子不二雄イズムを感じさせる名前でもある。
もしかしたら、彼女の登場も相棒側からの一方的なコラボだったのかも。
あと、出来ることなら、水谷豊さんに「ドラガオじゃんけん」をやってもらいたかった。
水谷豊さんの「パーのかお」、見たかったですねえ・・・。
あい棒(アニメオリジナル)
相棒とのコラボ回なので、家でドラマ「相棒」を見るのび太くんとドラえもんの姿からこの物語は始まります。
アニメで描かれる「相棒」ってのも、なかなか新鮮ですな。
のび太くんは年齢的にあんまり「相棒」に興味なさそうなイメージがあるけど、
テレビで「相棒」をやっていると知ってすぐにテレビの前に向かうあたり、それなりにドラマのファンではあるようです。
この2人も、例のシャブ山シャブ子回を見たのだろうか?
ドラマを見て、右京さんと亘さんの関係がうらやましくなったのび太くん。
そんなのび太くんのために、ドラえもんは『あい棒』という道具を出してくれました。
駕籠を担ぐ棒のような見た目をしており、
ふたり一緒に『あい棒』を担いだ状態のまま、後ろ側を担いでいる人が自分のやりたい事を言うと、
前のほうを担いでいる人が自分の相棒になってその願いを手伝ってくれるという効果を持っています。
「相棒」の言葉の由来を解説してくれるところなどはいつものドラえもんっぽいですが、
道具自体は、完全に今回のコラボありきで作られたモノであることが丸わかりなのがちょっとツラい。
個人的には、コラボのためにアニメオリジナル道具を作り出しちゃうよりも、原作回に相棒要素をオリジナルで絡ませてくれたほうがよかったんですけどねえ。
まずは「あい棒」でドラえもんを自分の相棒にすることで、ママから頼まれたお使いの用事から逃れることに成功したのび太くん。
道具の効果で、ドラえもんはのび太くんのことを「相棒」と呼び、普段よりかっこいい喋り方になった。
なんだか、ドラ・ザ・キッドっぽい雰囲気を醸し出しているぞ。
無事に家から離れることができたのび太くん。
今度はしずかちゃんを相棒にして、ふたり一緒に美味しいケーキをつくることにしました。
しずかちゃんを相棒にするアイデアを思いついたのび太くんの顔が完全に下心丸出しな表情だったのが、実にイイですね。
しずかちゃんものび太くんのことを「相棒さん」という、親しいんだかよそよそしいんだかよく分からない呼び方で接してくれます。
しかし、のび太くんがクリームをうまく絞れなかったせいで見た目は最悪、
砂糖と塩を間違えたせいで味も最悪という、なんのいいところもないケーキが完成してしまった。
どうも指示する人がダメだと、優秀な相棒がいてもやりたいことがあまりうまくいかなくなってしまうようだ。
もしも右京さんが何もできないポンコツ人間だったら、特命係だって何も出来なくなるのと同じである。
同じなのか?
お次は「スパイダンディ(第6巻)」の漫画単行本読みたさに、スネ夫を相棒にすることにしたのび太くん。
彼を相棒にしたことで、
「家で特上寿司でもつまみながらマンガを読もう」と想定外の嬉しいオマケまでついてきたぞ。
ちなみに「スパイダンディ」は、ちょっと前のアニメドラえもん「ドラドラスパイ大作戦」の回で劇中劇として登場していた作品である。
あの時はTVドラマぽかったけど、原作は漫画なんですね。もしくはコミカライズか。
さっそくお言葉に甘えようとするのび太くんでしたが、その矢先に漫画の単行本をジャイアンに奪われてしまった!
このあまりの仕打ちに、思わず泣き崩れるのび太くん。
しかし、相棒のスネ夫から「戦おう、相棒!」「あの暴力ゴリラから僕たちのマンガ本を取り戻すんだ!」と勇気づけられ、見事に立ち直るのでした。
やっぱり、持つべきものは大事な相棒だ!
そして物語は、スネ夫の機転とのび太くんの勇気を力にジャイアンからマンガの単行本を取り戻すアクション展開へと進んでいく。
彼ら2人でいろいろと策を講じていましたが、最終的にはスネ夫がジャイアンのママを連れてきてくれたことで全て解決。
男同士で熱い抱擁を交わし、勝利の感動を分かち合っていた。
うーむ、危険を冒してまでジャイアンを煽ったりせずに、
始めっから、ジャイアンのママを呼んでくればよかったような気もする。
ジャイアンが不安なら、念のために「あい棒」でジャイアンのママを相棒にしておけばもう怖いものも無いぞ。
ドラえもん世界における最強のボディガードだ!
あ、ちなみに「あい棒」の効果は、自分が満足するまで望みを叶えたら勝手に消えるようです。
読みたい漫画も読めて、特上寿司まで食べられたのび太くん。実によかったですね。
そしてこの物語のオチは、
お巡りさんから逃げるドロボーが家路につくのび太くんとぶつかってしまった際に「あい棒」の効果が発動。
その結果、のび太くんがドロボーの相棒となってしまい、ふたり一緒に夕暮れの街を逃走するという終わり方であった。
もうちょっと話が続くのかなーと思っていたら、急にオチが来たのでびっくりしてしまいました。
相棒が「泥棒(どろぼう)」になってしまった!っていう落とし方なんでしょうかね。これは。
そんなわけで、1本目は以上です。
●クイズは月をめぐる●
今週のクイズは、「月から地球を見たらどう見える?」。
① 西から東へ反対に動く
② ほとんど動かない
③ 空をぐるぐる回る
正解はこの記事の下のほうにて。
今回も出題編は1本目と2本目の間、解答編はエンディングでの放送でした。
アトカラホントスピーカー(コミックス37巻収録)
右京さん目当てで普段ドラえもんを見ない相棒ファンの方もついでに見てくれるであろう、今週の2本目に選ばれたのはまさかのスネ夫主役回だ!
やったな、スネ夫!
都合の悪い事や自分をよく見せたい時に、ついウソをついて切り抜けるクセがあるスネ夫くんですが、
ジャイアンに「伊藤つばさちゃんが自分の家にくる」という突拍子もないウソをついてしまい、窮地に立たされてしまった!
困り果てたスネ夫はドラえもんに泣きつき、『アトカラホントスピーカー』を出してもらう。
これを口の中に入れて喋るとどんなウソでも本当のことになるという、ソノウソホント系の道具ですね。
なお、勘違いして覚えている人も多いですが、原作ではこの道具の名称は『アトカラホント』になっています。
ここに「スピーカー」まで付け足してしまうと、ドラえもん検定では減点対象になってしまう案件だ。
原作を読めば分かるように、
ドラえもんも「『アトカラホント』というスピーカー」とちゃんと劇中で言っているので、本来はこっちの名称が正しいハズなのですが、
今回アニメやひみつ道具大事典では何故か「アトカラホントスピーカー」が正式名称として紹介されている。謎だ。
本当にここらへんの齟齬はよくわからないので、
藤子プロやアニメ関係者のみなさんとで話し合って、名称の統一をはかってくれればいいんですけどねえ。
結局、どっちが正しいんだ?
スピーカーを口の中に入れたスネ夫。
ためしに「オオカミがきたぞ!」と適当なウソをついてみたところ、
動物園から逃げ出してきたオオカミが部屋の中に飛び込んできたりと、その効果はかなり強力なようだ。
ちなみに、部屋に飛び込んできたオオカミくんは猟友会の人の手によって、無事麻酔銃で眠らされました。
悪いオオカミくんだな~、それっ!(星の子ポロン)
家にオオカミが呼び出せるんですから、スピーカーで伊藤つばさちゃんを呼び出すなど容易いこと。
好きなアイドルを前にすっかりメロメロ状態のジャイアンに、普段じゃとてもできないような威張りっぷりを見せるスネ夫くんであった。
そしてツーショット写真が取れてご満悦な様子の剛田君。う~む、こんなに全体通して気持ちの悪いジャイアンはなかなか見れないぞ。
どうせだったらコラボ回つながりで、
つばさちゃんの他に「右京さんが来たぞ~!」と叫んで、水谷豊をスネ夫の家に呼び寄せても面白かったかもしれない。
ジャイアンはアクションスター・千葉県一のファンでもあるので、同じ俳優である水谷豊さんにもきっと興味をもってくれるハズだ。
うまくいけば、右京さん直伝のケンカの勝ち方を教えてくれるかもしれないぞ。
こうして、自分のつくウソが全て本当になる能力を手に入れたスネ夫。
「僕は中学の番長とすごく仲良しで、手を出すとあいつら黙っちゃあいないよ」というウソでドラえもん達を追い払い、もう怖いものなしかと思われましたが、
学校の先生が家にやってくるのを防ぐために、
「ママは面会謝絶で会えない」と無茶苦茶なウソをついた結果、本当にママが死にかけてしまう緊急事態が発生。
この状況にパニックになったスネ夫くんは、またしてもドラえもんに泣きつくのでした。
「ウソをつくだろ。それがばれそうになって、ごまかすためにまたウソをつく。ウソがどんどんふくらんで、手におえなくなるんだ。」
という深いセリフを残していましたが、
今回はこの発言が完全なブーメランになってしまったと言えるでしょう。
ドラえもんに言われ、あわててスピーカーのキャンセルボタンを押そうとするスネ夫でしたが、
肝心のスピーカーが虫歯の穴に潜り込んでしまい、出てこず。
けっきょく歯医者さんで痛い思いをして、虫歯ごとスピーカーを摘出するハメになったのでした。
やっぱり、ウソをつくとロクなことになりませんね。
ちゅうか、たとえママが面会謝絶レベルの病気になったとしても、
スピーカーで「ママは元気バリバリだ!」とか言えば、キャンセルボタンを押さずともまた体調が元に戻ったりしないんでしょうかね。
あと、虫歯の穴に潜り込むほどの小ささだと、うっかり誤飲してしまいそうなのが気がかりだ。
飲みこんだ後に自分のウ○コから出てきたスピーカーをまた口の中に入れるのは、かなりの勇気が必要になってしまうぞ。
こんなしょうもない事を考えつつ、今週のドラえもん感想は以上です。
■次回予告■
次回の放送は11月16日。
「のび太の流れ星」「オーバーオーバー」の2本をお送りします。
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クイズの答え:②ほとんど動かない
のび太くん、まさかのクイズ初正解。
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