ドラえもん はじめての数え方
出版社:小学館
初版発行日:2018年6月13日
値段:1200円(税込)
著者:飯田朝子 まんが:くりはらみさき
全114頁
ドラえもんの「はじめてシリーズ」最新作。
これまでにも「はじめての論語」「はじめての論語 君子編」などの文系に寄ったシリーズが発売されていますが、
今回は満を持して、数学の世界へと足を踏み入れるぞ!
とはいえ、「モノの数え方」は数学の要素もありつつ、日本語の基本でもある。
本のカバーにも「算数の文章題がスイスイ解ける!」「国語の読解力がぐんぐん伸びる!」と書かれているので、
数え方を学ぶことは、勉強の効率化をはかるのにも、たいへん重要なものだと思われます。
「モノの数え方」を子供の頃のうちにマスターしておけば、将来なんらかの役に立つことは間違いないはずだ!読もう!
本の内容も、
ドラえもんの漫画や絵図鑑、クイズなどを通して「モノの数え方」をわかりやすく説明&解説が行われており、非常にためになる本となっております。
「1頭2頭」の数え方の由来とか、この本を読むまで気にしたことすらなかったなあ。
少なくとも、「ドラえもん」の名前を使って売り出すには恥ずかしくない出来になっているかと。
数え方にまつわる豆知識情報なども載っているので、読み物としても面白いですよ。
そしてこの本は、ページの大半が「ドラえもんがのび太くんに『モノの数え方』を教える内容の漫画」に割かれているので、
数え方を学びながら、ドラえもんとのび太くんによる学習漫画のような掛け合いが存分に楽しめるのも、本書のおすすめポイントのひとつ!
全ページフルカラーで1200円とちょっとお高めですが、
ドラえもんの半公式オリジナル漫画が読みたいかつ、いろんなモノの数え方を学びたいよ~って思っている人なら、
確実に買いだと思います。はい。
さらに劇中では、この本オリジナルのひみつ道具「数えまち貝」も登場!
この貝の中に数え方を知りたいものを入れると、正しい数え方を教えてくれるという実に便利なひみつ道具であります。
数え方の単位をまちがえると、バグったミカンが出てきたりするので気をつけろ!
しかし、このバグ技をうまく利用すれば、
上の画像ののび太くんのように単位をうまく変えて「1個のどら焼き」を3個に増やしたり、
「マグロの刺身一切れ」を「マグロの刺身ひと冊(さく)」に増やしてしまうことも可能らしい。
食品業界に大ダメージが起きそうな、けっこう致命的なバグな気もするけど大丈夫なんだろうか?
そして、
PS4を使ってドラえもんのゲームらしきもので遊ぶスネ夫君のイラストが見れるのも、今のところこの本だけだ!
見た感じ本格的RPGっぽい印象を受けるけど、一体どういう内容なんだろう?
(yosi海軍士官@艦これさん、情報提供ありがとうございました)
そんなわけで、この本で数え方をマスターして、みんなも数取団最強人間になろう!
おしまい。
(動画:ニコニコで今年の初めに一瞬だけ流行りかけた「出木杉くんシリーズ」)