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原子おはじき

あさおきて ひるねして よるねた(※藤子不二雄関連の話題をいろいろ書いているブログです)

むぎわらしんたろう「ドラえもん物語~藤子・F・不二雄先生の背中~」「ドラベース傑作選」を買いました。

 

8月28日(月曜日)に、藤子不二雄関連の書籍やらグッズやらがたくさん発売されました。

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これらを1日で全部紹介するのもたいへんなので、数日に渡ってちょっとずつ感想記事を書いていきたいと思います。

 

 

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というわけで、本日はむぎわらしんたろう先生が描いたドラえもん物語~藤子・F・不二雄先生の背中~」「ドラベース傑作選」の2冊について。

 

 

 

ドラえもん物語~藤子・F・不二雄先生の背中~」は創刊40周年記念作品としてコロコロコミックに前後編で掲載されたもので、その際に感想記事も書いております。

なので、この本の詳しい内容については下記のリンクを見てくださいね。

 

 ・「ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~(前編)」感想! これがむぎわらしんたろう先生のまんが道

 ・「ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~(後編)」感想! むぎわらしんたろう先生と藤本先生の物語

 

この漫画は、むぎわらしんたろう先生が描いたコロコロ40周年記念の藤子・F・不二雄先生のエピソード漫画的作品であり、

むぎわら先生が自身の漫画家人生を振り返った作品でもあり、

むぎわら先生が藤子・F・不二雄先生へ向けて描いたラブレターのような作品でもあります。

 

単行本では雑誌掲載時にはなかった大幅加筆*1もされているので、普段コロコロを読んでいない方にも読んでもらいたい作品ですし、

むしろ、コロコロ掲載時は「面白いけど、今のコロコロ読者が読んで藤本先生が『ドラえもん』の作者であることが伝わってるかなあ?」とちょっと不安に思っていたところもあったので、

今回の単行本化で、この作品がもっと多くの人に注目されるんじゃないかな?と思っております。

 

ちなみに、この本に出てくるむぎわらしんたろう先生が藤子不二雄賞を受賞した時の記事」は、現在藤子・F・不二雄ミュージアムで開催中のドラえもん×コロコロコミック40周年展」のどこかに展示されていたりします。

「まだコロコロの一読者だった頃のむぎわら先生が『海底鬼岩城』のイメージポスターを描いて入賞した時の記事」も同じく展示されているので、気になった方は是非探してみてください。

 

 

 

 

そして、むぎわらしんたろう先生の代表作であるドラベース傑作選」も、同じ日に発売されています。

 

 「ドラベース」の本編の中でも、作者であるむぎわら先生が厳選した「名勝負のシーン」だけを集めた一冊。

第1話「がんばれ!ドラーズ」をはじめ、第40話「ヘタクソだけど」のクロえもんvsグリえもんの回や、第63話「勝負のゆくえ」のクロえもんvsシロえもんの回などが収録されています。

 

「傑作選」の名の通り、作中の「作中の名勝負の回」ばかりが載っているので、当時ドラベースを読んでいたって人が買う分にはいいと思いますが、

この本は、本当に「作中の名勝負の回だけ」しか載っていないので、

この「ドラベース傑作選」だけでは、ストーリーが全くつながっていないという注意点があります。

 

「この本でドラベースを初めて読みます!」って人が、この「ドラベース傑作選」を通して読んだ場合、

ページめくったらグリえもんが急にイメチェンしていたとか、シロえもんがいきなり肩を壊していたとか、急に新キャラがいっぱい出てきたとかの急展開が続々発生し、

頭の中でストーリーがつながらずにパニックになると思うので、

初見の人は、素直にドラベースの単行本を1巻から読んだほうがいいと思います。はい。

 

あと、ストーリーマンガの中の1話を無理やり抜粋したせいで、

ポコえもんがラストで熊に変身した回の続きが読めないとか、第126話「おまえがいたから」におけるクロえもんvsひろしの勝負の結果がわからないとかの不都合がいろいろ生じていたりするのも、ちょっとマイナスですかね。

 

そして、あくまでこの本は「ドラベース」というくくりでやっているためなのか、

「新ドラベース」のお話は1話も収録されていないので、そこらへんも注意っちゃ注意でしょうか。

 

 

いろいろ言っちゃいましたが、ファンの人が当時「ドラベース」を読んでいた頃の記憶を思い返すために買う分にはいいと思いますし、

これまで単行本未収録だった「ドラベース プロ野球編」や「ジャイアンズvs江戸川ドラーズ」が特別収録されていたりするので、それ目当てにこの本を買うってのも十分アリだと思います。

 

とにかく、この2冊に興味を持った人は、

本屋でもネットでも、おのおの好きな場所でコミックスを買ってみてください。おしまい。

 

 

*1:後編の「ベトナムのくだり」と「ドラえもんの設定裏話」が単行本加筆部分