SHIINBLOG

原子おはじき

あさおきて ひるねして よるねた(※藤子不二雄関連の話題をいろいろ書いているブログです)

ドラえもん感想(自信ヘルメット&ガッコー仮面は誰でしょう?)

 

  2017年5月19日放送分  ネタバレ注意!

 

●ドラドラニュース●
今週からオープニング特別企画「きみがもう一度見たいお話」がスタート!
1週目は「おばあちゃんの思い出」「ドラえもんが生まれ変わる日」「ドラえもんだらけ」「最強!ころばし屋Z」「バイバイン」の映像が流れました。
でも、これらの映像をもう一度見たいんだったら普通にレンタルビデオ屋行った方が手っ取り早いんじゃないか?(野暮コメント)

 


自信ヘルメットドラえもんカラー作品集第5巻収録)
原作回。といっても、てんコミでは未収録だった作品。
この話のイメージよりも「ションボリ、ドラえもん」の回でドラミちゃんが使ってた道具ってイメージの方が強いですなあ。

 

0点の連続記録をまたしても更新してしまったことで、人の目が気になってしょうがなくなってしまったのび太君。
今日ののび太君はやけに卑屈で、「道行く人みんなが自分の事を笑っているように見える」と自意識過剰気味に嘆いています。
それなら、笑っていた連中を見返してやれるくらいテストでいい成績がとれるよう勉強すりゃいいだけの話なのですが、
ドラえもんのび太君のひがみっぽい性格が問題だと諭します。

 

のび太君は自分がダメだと思いこんでいるから何でもダメになってしまう。もっと自信を持つべきだ!」と精神論を語ったドラえもん「自信ヘルメット」なる道具を取り出します。
人の言っていることが自分に都合よく聞こえるという、弱気な人に自信をつけさせるための道具なのですが、
ドラえもん自信ヘルメットのダイヤルを「強」にしてしまったためか、自信に満ち溢れたのび太君は街の中で大暴走。

 

のび太君が自信マンマンになったおかげで野球でホームランを打てたり、空き地を奪いに来た中学生を威圧だけで追い返したりできたまではよかったのですが、
自信ヘルメットの効果で自分にとって都合の悪い言葉は全て都合のいい言葉に聞こえてしまうせいで、
いつものように窓ガラスを割られて怒っている神成さんに対して「いやあ、そんなに喜んでもらえるなんて!」と言ってのけたり、
いきなり自分の部屋に入り込んできたのび太君に驚いているしずかちゃんを無視して「僕が直せばもっとよくなる」と勝手に絵の修正をし始めたり、
その結果、絵をメチャクチャにされたしずかちゃんから「帰って!」と本気で拒絶されようが、「え、いつまでもここにいてくれって?」と解釈してしまったりなど、会話がまったく成り立たない状態になってしまいました。
KY(空気・読めない)をはるかに凌駕した迷惑人間と化したのび太君!

 

これらの事態を受け、ドラえもんのび太君から自信ヘルメットを取り外したことでようやく正気に。
自分の知らないうちに周りの人に迷惑をかけていたことを知って落ち込むのび太君でしたが、
さらに、自信ヘルメットを被っていた状態で解いた宿題が全くのデタラメだったことに気づき、泣きべそをかきながらまたイチから宿題を解くハメになったのでした。

 

こののび太君の様子を見て、「自信だけでもダメなのかなあ」ドラえもん
なんか、このお話はドラえもんが自信うんぬん言ってたことが全ての元凶のはじまりだったような・・・。

 

 

ガッコー仮面は誰でしょう?(コミックス33巻収録)
原作回。もう「ガッコー仮面」の元ネタがわからない人もいっぱいいるんでしょうなあ。
いちおう解説しておきますと、藤子不二雄A先生の「マボロシ変太夫」に出てくるとあるキャラが「ガッコー仮面」の元ネタです。(大嘘)


で、本編の内容はというと、
のび太君の学力に不安を抱き続けてきたパパとママは「このままでは中学進学も危うい」ということで、のび太君に家庭教師をつけようとしておりました。
しかし、その秘密会議を陰で聞いていたのび太君が「友達A君とB君」を例に、

「家庭教師がどれだけお金がかかるか?」を巧みに力説し、何とか家庭教師を雇うことを断念させる方向へと持っていった。
こんないらない苦労するくらいなら、のび太君もがんばって勉強したほうがいいんじゃないのか?


ですが、
そこへ現れたのが、「文」と書かれたマスクに学生服姿という謎の男・ガッコー仮面!
なんと「自分が無料でのび太君の家庭教師を引き受けます」と言ってのけました。
いきなり自分の家に入ってきた不審人物がいきなりこんなことを言ってきたら確実に警察を呼ばれるのがふつうだが、
ママとパパは「無料」というパワーワードにあっさり心を動かされてしまい、ガッコー仮面に家庭教師を頼んでしまいました。
先ほど披露した、のび太君の「家庭教師雇うとお金がかかるよ」戦法が完全に裏目に出てしまった格好だ!

 

そんなガッコー仮面による、のび太君成績アップへの勉強方法というのが「1日で問題集を4冊全部解け」という、明らかに普段勉強してない奴がやりそうな無茶なプランだ!
さらに、ガッコー仮面に口ごたえすると「愛のムチ」で叩かれる戸塚ヨットスクールばりのスパルタ指導がのび太君を待っていた。
こんな奴に勉強任せたら、成績上がる前に体壊して不登校になっちゃうんじゃないか?

 

さて、話が進むにつれ、
のび太君のことを理解し、ドラえもんひみつ道具にも精通しており、しずかちゃんに好意を持っていることがわかってきたガッコー仮面。
どことなく声ものび太君に似ているし、勉強が嫌で逃げ出したのび太君を追いかける時も、のび太君と同じ場所で息絶え絶えになっていたガッコー仮面。

そんな、ガッコー仮面の正体は、いったい誰なんだ~!!?


ガッコー仮面の正体は中学生になったのび太君でした。(前フリ完全無視)
中学生になっても相変わらず0点を取っていた中学生ののび太君は、小学生の頃の自分が勉強をしてこなかったから自分の成績が悪いんだと責任転嫁。

過去の世界でのび太君の家庭教師になり、成績を上げてやることを思いついたのでした。
自分がやりたくないことは過去の自分に押し付ける。実にのび太君らしい発想だ。

 

小学生の頃ならテスト0点はまだ笑えるが、中間考査期末考査のある中学生の段階で0点をとってしまうのはかなり危険である。
こんな家庭教師やってるよりも、中学生ののび太君も元の世界で勉強していたほうがいいんじゃないのか?

 

中学生ののび太君は「これから卒業までずっと家庭教師をやる」と言っていましたが、そんなことをされてはたまらないと高校生ののび太君までもが登場。
高校生ののび太君は、「自分の勉強をお留守にしているから、高校生のぼくが苦労するんだ!」とまたしてもお手本のような責任転嫁を見せつけていた。
こんなことしてるヒマあったら、高校生ののび太君も元の世界で勉強していたほうが(以下略)

 

こうして、小学生の自分と中学生の自分と高校生の自分とで責任のなすりつけ合いを始めるのび太君たち。
まるで藤子F先生のSF短編「自分会議」のようだ。
こうなったら、幼稚園時代ののび太も連れてきて4人で話し合ってみてはどうだろうか?
幼稚園児のび太君が大人たちの醜い争いに悲観して身投げしちゃわないように、事前に体をロープでつないでおけば安心して討論ができるぞ。

 

そんなこんなで、ガッコー仮面の魔の手から無事解放されたのび太君。
さらに「少なくとも高校まではいけることは確かだからね」という確証も得たことで、勉強もせずに安心して昼寝をしておりました。
うーん。この能天気っぷり。自信ヘルメットもかぶってないのにこの謎の自信はどこからきてるんだろう?

といったところで、この話はおしまい。

 

 

■次回予告■
次回の放送は5月26日。
特別企画「のび太とアリの女王」をお送りします。