6月28日(水曜日)に、新装版「エスパー魔美」第6巻が発売されました。
オレンジ色なんだか肌色なんだかよくわからない色の表紙が目印。
第6巻には「名犬コンポコポン」「恐怖のサンドイッチ」など全6話が収録されています。
【新装版「エスパー魔美」過去記事】
・感想3連発! 新装版「エスパー魔美」第4巻、MFB新装版笑ゥせぇるすまん「心の闇」、MFBドラえもん「集まれ元気!ギャグ・パラダイス!!編」が出たぞ!!
・感想3連発再び! 新装版「エスパー魔美」第5巻、MFB新装版笑ゥせぇるすまん「人間のココロ」、MFBドラえもん「笑いの指定席、絶賛売り出し中!!編」が出たぞ!!
この巻で特筆すべきは映画研究会の3年・黒沢庄平の存在。
魔美がエスパーであることを疑い、その弱みをうまく利用して自分との結婚を迫ってくるというたいへん卑劣な男である!
決定的な証拠をつかむため、黒沢は自ら望遠鏡で魔美の様子を探ったり、写真部の腕利きカメラマンを雇ったりするのですが・・・。
陰木さんの時といい、定期的に自分の部屋の中を覗かれているヒロインってのは他のマンガではあまり聞いたことがないからすごい。
そして「マミ・ウォッチング」の回で、
正確な答えではないとはいえ「後楽園球場の人工芝の本数は二百五十三億本」と即答した高畑君もすごい。
適当に「10万本!」とか勢いで言っても意外とバレなさそうな気もするけど、おそらく黒沢は事前にその答えを調べていたとみえる。
だから、正確に数字を答えられてしまったことにショックを受けていたんでしょうな。
そのことが関係しているかどうかは不明だが、第6巻であんなに登場していた黒沢はこの回以降ぱったりと姿を消している。
魔美の弱みを握ったつもりが、逆に信頼していた下級生に自分の弱みを握られてしまったうえに、証拠のパネルまで作られてしまう。
やっぱり、人間悪いことはできないもんですな。
「グランロボが飛んだ」では、タイトル通り「グランロボ」というテレビ番組に出てくるロボットのおもちゃが出てくるのですが、
同じくグランロボという名前のロボットは、ドラえもん23巻収録「大あばれ、手作り巨大ロボ」という回にも登場してきます。
このお話では「ラジコンマニアのいとこが作ったロボット」という設定で出てきたわけですが、
エスパー魔美に出てくるグランロボと見た目がほとんど一緒なので、
おそらく、そのラジコンマニアとやらはTVでやっていた「グランロボ」を真似して作ったんでしょうな。
のび太君の作ったタイタニックロボに踏みつぶされてペシャンコになったグランロボをあの子が見てしまったら、心に相当深い傷を残しそうだ。
そういえば、アニメ版「キテレツ大百科」の第20話にも「グランロボ」という名前のロボットが出てきてたけど、
あれも同一のテレビ番組だったりするのだろうか? ちょっと気になる。
そんなわけで、次のコミックス第7巻は7月28日頃発売です。お楽しみに。