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コロコロコミック2017年7月号の「野球の星メットマン」感想。 新章スタート!やばい新キャラもやってきた!

 

コロコロコミック7月号掲載分のむぎわらしんたろう「野球の星メットマン」の感想です。

2か月ぶりの連載再開と同時に、物語も今月から「新章」に入ったぞ!

コロコロコミック 2017年 07 月号 [雑誌]

コロコロコミック 2017年 07 月号 [雑誌]

 

 【ここ最近のメットマン感想記事】

 ・(前々々々々回)今月の「野球の星メットマン」感想。 いよいよ全国大会決勝へ!倒れた空くんはどうなった!?

 ・(前々々々回)コロコロコミック2017年1月号の「野球の星メットマン」感想。白鳳中はやっぱり強かったの巻

 ・(前々々回)コロコロコミック2017年2月号の「野球の星メットマン」感想。 禁断の魔球が虹ヶ丘ナインを襲う!

 ・(前々回)コロコロコミック2017年3月号の「野球の星メットマン」感想。空くんの新たな魔球が思わぬ結果を招く!

 ・(前回)コロコロコミック2017年4月号の「野球の星メットマン」感想。 虹ヶ丘中vs白鳳中、ついに決着!

 

 

というわけで、

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コロ復活!!

2か月ぶり(作中時間では5か月ぶり)にコロが帰ってきた!

なぜコロが復活したのかについては後で語るとして、とりあえず本編の内容を追っていきましょう。

 

 

あの全国大会から5か月たち、星野空くんも中学2年生になっていました。

しかし、決勝でコロが粉々に壊れた後は「コロがいないボクがいたってチームが弱くなるだけ・・・」と再び漫画部へと復帰。

野球とはかかわりのない日々を過ごしていたようです。

 

ですが、漫画部に新しくやってきた瓶底メガネの新入部員・小豆が、

空くんが5か月がんばっても直せなかったコロの残骸をたった1コマで修復。

直ったばかりのコロを空くんの頭に被せ、「また野球を続けるように」とエールを送った小豆くん。

この豊富すぎるメカニックの知識に疑問を抱いた空くんが小豆を引き留めようとしますが、すでに彼はどこかへ消えてしまった後でした。

小豆曰く「自分の得意ジャンルであるメカが出てくる漫画を描いているうちに詳しくなった」とのことですが、はてさて・・・。

 

 

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一方、虹ヶ丘中野球部もこの春で3年生が全員卒業してしまったため、チームの即戦力を得るための入部テストを行っていました。

これまでのメンバーで残っているのは赤星、橙、緑、ホワイトの4人のみ!

野球部的にはかなりの変革を求められることになるわけですが、この上のシーンを見ていて、今回卒業してしまった他のメンバーが誰だったのか全く覚えていないことに気づいてしまった。

今この記事を読んでいる人は「オイオイ、ちゃんとメットマン読んでるのか?」と思われるかもしれないけど、ちゃんとメットマンを読んでて記憶にないんだからしょうがない。

おそらく、むぎわらしんたろう先生も連載開始当初から「新章」でこの4人を物語の中心にしようと考えていたため、あえて他のメンバーのことを目立たせずに描いたのだと思うのですが、どうなんでしょうかね。

みなさんは今回卒業してしまったメンバーの名前、全員言えますか?

 

はい、話を戻します。

幸いなことに虹ヶ丘中野球部が全国大会で2位になった効果もあり、実力も十分そうな入部希望者はたくさん集まっておりました。

これが連載初期のころの虹ヶ丘中野球部だったら、間違いなく全員スカウトされていたハズだ。

しかし、キャプテン赤星は入部希望者に対し、なかなか合格を認めようとしません。

「血ヘドはいても立ち上がるようじゃなくちゃ・・・入部はさせねぇぞ!!」とかなりの気合の入りよう!

赤星は全国大会2位の屈辱を晴らすべく、打倒白鳳のためのチーム作りに燃えているらしい。

 

実はコロが直る前の空くんも、入部希望者たちに押されて無理やりテストに参加させられていましたが、

それを見た赤星は「野球シロウトのマンガおたくなんか・・・野球部に必要ねぇんだよ!!」とかつてのチームの主力選手を一蹴しています。

「コロを壊してしまった原因が自分にもある」と考え、空くんをマンガに専念できるようにあえて突き放しているということもあると思いますが、

メットマンの状態になれない星くんでは、自分の思う最強チームの戦力にはならないとも考えているのでしょう。

とにかく、今の赤星はそれくらい本気のチーム作りを目指しているってことです。

 

そういえば、虹ヶ丘中野球部には顧問の先生とかいないんだろうか?

中学の野球部でも顧問のコーチとかいてもおかしくないので、今後ひょっこり出てくる

のかもしれませんな。

 

 

そして、話は冒頭の場面へ!

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コロを被って再び入部テストに現れた空くん。

「コロ、やっぱりマウンドはいいな・・・。」「ここに上がればいつでも漫画の主人公だ!!」と空くんも感慨深そうだ。

この作品は相変わらず、野球と漫画とのセリフ・描写の絡め方がうまい。

 

そして、対戦バッター役である赤星に向かって「ちゅどぉん」という擬音とともに後ろのバックネットを破壊するボールを投球!

投球というよりも発射といったほうが正しいように思えてくる、相変わらずの破壊力だ!

そして、そんな殺人ボールをちゃんとキャッチしたっぽい緑くんも相変わらずのタフさである。

新メンバーの加入に厳しかった赤星も、空くんの投球を見ていろいろなことを感じ取ったのか、空くんの野球部復帰をあっさりと許可。

こうして、打倒白鳳へ向けた新チームが生まれたのであった!!

 

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なお、空くんが復活したことで入部テストに来ていた人たちは全員失格になったようです。

野球部に残っている4人+空くん1人では、どう考えてもメンバーがあと5人ほど足りないような気がするけど、そこらへんはどうするんだ?

いろんな疑問は残っていますが、ここはキャプテン・赤星に全てをまかせるしかありません。

 

 

そして、コロを直した小豆という新入部員。実は・・・。

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こいつでしたー。 って誰だ?

 

 

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どうやら、前話のラストで意味深に登場したキャラと同一人物らしい。

彼が本物の小豆を眠らせ、姿をすり替わってコロを直した・・・というわけだ。

「コロはボクが組み立てたんだからね」と言っていたりするので、おそらく彼がコロをつくった張本人らしい。

中性的な見た目なので、ボクっ娘の可能性もあるぞ。

なお、彼の名前は今回明かされなかったので、以下の文章では彼のことを「コロを組み立てた人(仮名)」と呼ぶことにする。

 

で、コロを組み立てた人(仮名)は「さあ、ボクらも未来で・・・かれらの活躍を見守ろう!」と言いながら消えていった。

おそらく、未来の世界へ帰っていったのだろう。

彼がなぜ未来からやってきて、わざわざコロを直してくれたのかは最後まで語られずに終わってしまった。

 

もしかしたら、彼のやりたいことというのは「未来の世界で野球文化が廃れてしまったので、過去の世界で野球人気を底上げしたい」ということなのかもしれない。

野球人気の底上げのために自分の作った野球が上達するメットを過去の世界にばらまいていると思うと、何となくツジツマがあう。

きっと、コロを組み立てた人(仮名)は熱烈な野球好きの人なのだろう。

この予想が当たっていたら、T・Pぼんが怒るかなりギリギリのラインの歴史改変だと思います。

 

 

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一方そのころ。

赤星が打倒を目指す王者・白鳳中でしたが、アメリカ代表との親善試合で13-0の惨敗を喫していました。

アメリカ代表のホームランによって無残に破壊されたバックスクリーンが、その惨敗っぷりを物語っている。

大地くんが「メットマンのボクがなにもできなかった・・・。」と語るほどの強敵(ライバル)。

 

そいつの名前は・・・・。

 

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バットマン!! こ、こいつはヤバそうだ!

 

何がヤバいかって、この手の海外版権もの訴えられたら小学館がヤバいことになるということです。

まあ、野球漫画なんで名前の「バット」はコウモリではなく、野球道具のバットのことを指しているので問題はないでしょう。

おそらく小学館側も、DCコミックスから訴えられたら同じことを言うと思います。

 

 

 

そんな感じで、いろんな意味でヤバそうな強敵も現れたところで今月のメットマンはおしまい。

次回は7月15日(土曜日)発売のコロコロコミックに掲載予定だ!

お見逃しなく。