2017年2月10日放送分 ネタバレ注意!
タイトルアニメ:躍動感あふれる線画でどら焼きをキャッチするドラえもん
ココロチョコ(ドラえもんプラス1巻収録)
のび太やスネ夫達と楽しくサッカーをしていたジャイアンが、シュートを決めそこねてハデに転倒。
その際に「アハハハハ!ジャイアンが外した~!」とのび太に煽られたことが恥ずかしかったらしく、
「うるせえ!パスが悪かったんだ!」
「ボールも悪い!当たんなくても飛ぶボールを持って来い!」といつものジャイアニズムを発揮。
しかも、これらの暴論でもまだイライラが治まらず、
最終的にのび太たちをなぐろうと追いかけ回すという地獄のような状況から今回のお話は始まりました。
この傍若無人ぶりにとうとう「ジャイアンが乱暴するかぎり仲間に入れてやらない」という同盟を結ぶことをスネ夫が提案。
はじめはジャイアンの暴力を恐れて、賛同をしなかったのび太やはる夫、安雄でしたが、
スネ夫の「きみたちに勇気はないのか!プライドは無いのか!力を合わせて立ち上がるんだ!」の名演説に心を動かされ、
全員が彼の提案に賛同することに決めました。
このメンバー達の名称を「スネ夫同盟」と名付けておきましょう。
こうして、暴力にも屈しない決意を固めたのび太の前に現れたジャイアン!
のび太は実際にジャイアンが現れても相手にしない姿勢を見せていましたが、
「スネ夫同盟」の提案者であるスネ夫が「のび太がジャイアンを仲間外れにしようと声をかけていた」とジャイアンに嘘をつき、
既に仲間を売っていた後だったため、のび太君はジャイアンにボコボコにされてしまいました。(「スネ夫同盟」終了のお知らせ)
そんなのび太君のために活躍するのが「ココロチョコ」という道具。
このチョコレートを分けて食べると、食べたみんなの心がひとつになるという今の状況にうってつけのモノです。
さっそくスネ夫やはる夫、安雄にチョコを分け与えるのび太。
その効果はてきめんのようで、先ほど同盟を裏切った連中たちもジャイアンに反抗の姿勢を見せるようになっていました。
なお、自分ものび太君からチョコをもらったスネ夫のリアクションで気づきましたが、
この回は放送日がバレンタインデー直前ということもあり、バレンタインにちなんだ回でもありました。
確かにチョコレートのひみつ道具って「ココロチョコ」くらいしかないもんなあ。
さらにのび太君は、街中のさまざまな人たちにココロチョコを配り歩いたようで、
学生や子ども、自分の母親など、いろんな人たちがジャイアンにアッカンベーをしてくるという奇妙な現象が起こり始めました。
こ、これは怖いぞ!
さすがのジャイアンもこの怪奇現象によって懲りたようですが、
ココロチョコの効果は明日の朝まで続くため、のび太君の考えたことに従って街中の人たちも動くようになってしまいました。
この事実に気付いて怖くなったのび太君がドラえもんを助けを求めたら、街の人達全員もドラえもんを助けを求めて走り回る!
まるで、ちょっとしたホラー映画だ!
でも、全員が同じことをするという行為自体は、もしかしたら今でいうところのフラッシュモブのはしりなのかもしれませんな。
最後ははココロチョコを食べてしまったのび太君のママものび太君と一緒に寝てしまうという原作通りの終わり方でした。
■のび太の南極カチコチ大冒険クイズ!(第3回)
今週も3択クイズ。
「南極の氷と冷蔵庫の氷の違いは? ①色 ②匂い ③音」のどれかから選ぼう!
気になるクイズの答えはこの記事の下の方を見てね。
気になったCM
・とくになし
独立!のび太国(コミックス40巻収録)
出木杉君のペンフレンド・スミス君が外国から遊びにやってくると聞き、大はしゃぎのクラスの女子たち。
その様子を見ていて、「どうして日本人は外国人に弱いんだ」「外国人ってだけでギャーギャー騒いじゃってさ」と納得のいかないのび太君とジャイアンとスネ夫。
やっぱり、外国の方とはあまり接する機会が無い分、どうしても気になってしまうからではないでしょうかね。
電車に外国人が乗ってきた時に毎回謎の緊張感を覚えてしまうのは、きっと自分だけではないハズだ。
なお、そのスミス君から届いた手紙には出木杉君の自宅の住所が記載されていた。
「176」ってのは練馬区の郵便番号上3ケタですね。
あと、手紙の文面も頑張れば読めそうだ。(画像クリックで大きくなるはず)
英語に詳しい人はなんて書いてあるか解読してみてください。
しかし、のび太君だって女の子にチヤホヤされたいのは事実。
家に帰ってドラえもんに「僕も外国人になりたい」と無茶な相談をしてきました。
それならどこでもドアを使えばいい。
どこでもドアで外国に行けば、だれでも外国人になれるぞ。
ただ、それではすぐにお話が終わってしまうので、ドラえもんは「おこのみ建国用品いろいろ」なる道具を出してくれました。
この道具の名前を聞いたのび太君は「健康用品?」とボケていたが、これは自分の国を作ることが出来る道具である。
自分で国旗を作り、国境マーカーで国境を書けば今日から君も外国人だ!
なお、この回が放送されたのは2月10日と「建国記念の日」の前日。
Aパートのバレンタイン回と同様に、もしかしたらそれを意識してつくった回なのでしょうか。
こうして自分で作った国「のび太国」の人間となったのび太君。
パスポートを片手に、さっそく空き地でジャイアン、スネ夫、しずかちゃん達に外国人アピールをするのび太君でしたが、
みんなからは
「あら、ほんと」
「へー」
「たしかに」
「外国人だけどのび太だからな」と思ってたよりもそっけない反応。
確かに外国人になったからといってものび太はのび太だ。
思えば、猫ひろし氏がカンボジア人になった時の世間の反応もこんな感じだった。
みんなからチヤホヤしてもらえず「僕がなりたかったのはこういう外国人じゃない」とふくれっ面ののび太君。
しかし、スネ夫から「義務教育は日本の法律が決めたんだから、のび太国の住人は学校に行ったりしなくてもいい」と教えられ、大喜びで家へ帰るのであった。
確かにのび太国民であるのび太君は学校へ行かなくてもいいメリットがある。
でも、年金や医療保険、選挙権も日本の法律が決めたことなので、そこらへんの保証が一切無いのはかなりのデメリットだ。
将来、おじいちゃんになって働けなくなった時に年金がもらえないのはかなりツラいぞ。
ママにも「自分はのび太国民だからもう学校に行かない」とご報告。
何も知らないママは当然怒りくるって、のび太国(のび太の部屋)に駆け込んできましたが、「国境警備隊」が守ってくれるので、部屋から引っ張り出される危険もありません。
この道具、引きこもりしたい時にも使えそうだ。
その後も「おこのみ建国用品いろいろ」のセットの中を漁りつつ、外国人ライフを満喫するのび太君。
漁っていた道具の中にヒゲのついたマイクみたいなのがあったけど、あれは何に使う道具なんだろう?
しかし、「亡命許可証」を持ったジャイアンがやってきたことでのび太国の情勢は一変。
のび太のおやつを奪ったり、自分が遊ぶためのおもちゃを亡命者権限で取り寄せたりとやりたい放題。
ジャイアンがやりたい放題やったせいで、ネット上では「今日のドラえもんはドナルド・トランプ大統領への風刺が込められているのでは?」と思っている人の意見もいくつかあった。
たいへん、はた迷惑な話だ!
ジャイアンは手に入れたおもちゃで遊ぶために国境マーカーで国境を空き地まで拡張するようにとのび太とジドラえもんに命令。
空き地まで国境マーカーの線を苦労して引いた2人でしたが、
その苦労が報われたのか国境マーカーを書いた道のマンホールの蓋が空いたおかげで国境が無効化。
国境を守ってくれる国境警備隊も動かず、やって来たジャイアンの母ちゃんによって亡命者・ジャイアンは国を追われていったのでした。
これでのび太君も一安心・・・と思いきや、先ほど「もう学校に行かない発言」で怒らせていたのび太のママも登場!
ジャイアンとのび太君が2人とも空き地を追いかけ回されるというオチで、このお話はおしまい。
■のび太の南極カチコチ大冒険クイズの答え
正解は「③音」。
南極の氷は雪が長い時間をかけて氷になるので空気が詰まっているため、溶ける時に空気の音が漏れるんだとか。
でも、冷蔵庫の氷と南極の氷なら「色」も「匂い」も違うのでは?
喫茶店に行って、南極の氷の入ったお冷とか出されたらものすごく嫌だぞ。絶対ばっちいと思うし。
■次回予告■
次回の放送は2月17日。「スリルブーメラン」「大予言・地球の滅びる日」の2本をお送りします。
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