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TVアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」第6話感想(かいぶつかします&今夜は最高)

第6話感想です。これまでの感想はこちら。

TVアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」第1話感想(白昼夢&ご利用は計画的に)

TVアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」第2話感想(温泉奇行&マボロシガイシャ)

TVアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」第3話感想(弁当戦争&ああ、愛しの583系)

TVアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」第4話感想(プラットホームの女&走行者天国)

TVアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」第5話感想(日曜クラブ&捨てちゃう女)

 

 

かいぶつかします(原作:「帰ッテキタせぇるすまん」第1巻 第6話)
「帰ッテキタせぇるすまん」に収録されている作品のうちの1本。
原作ではタイトルも「怪物貸します」と漢字表記でしたが、「笑ゥNEW」では全てひらがな表記になっているぞ。

 

並外れた巨体のせいで役者としての仕事が出来ずに悩む男・宇土泰造(29歳・俳優)。演じるのは三宅健太さん。
そんな彼のために、喪黒は怪物タレントという売り込みで自身をプロデュースすることを提案します。


原作ではそれこそ「怪物くん」のフランケンそっくりのマスクをしていたが、
著作権の関係か、今回はフランケンにそこそこ似ている程度の怪物になっていた。
もしかしたら、タイトルが全てひらがな表記になったのも「怪物くん」との混同を避けるためなのかも。

 

そして、原作でも大きい体をしていた宇土であるが、アニメで見ると本当にデカい体をしている。
彼は結婚して奥さんや赤ちゃんもいるのだが、その体格差もすごい。
あれだけ体格差があったら赤ちゃんを作るのにもさぞかし苦労したのでは?とついゲスな勘繰りをしてしまった。(ごめんなさい)
売れない役者である宇土に結婚してついていってあげているあたり、彼女もいい女性なんでしょう。

 

怪物ビジネスが大当たりして、すっかり売れっ子になった宇土
しかし、前の事務所のマネージャーからまた戻らないかと誘われてしまいます。しかも怪獣映画のお仕事つき。

彼の夢は役者であって、今のままではただの怪物のマスクを被ったイロモノタレントに過ぎないというのも一理ありますし、
喪黒はプロデューサーとしては素人だという社長の意見もわかります。
色々思うところは有りますが、この誘いに乗るのは仕方がないでしょう。


こうして宇土とマネージャーは手切れ金300万円を持って、喪黒に筋を通しに行きますが、
喪黒が「最後の記念にあのマスク姿を拝めませんか」宇土にマスクを被せた所でドーン!
彼のマスクが剥がれなくなってしまい、パニックになって映画セットをぶっ壊しながら大暴れ。その後何でかはわからないけど撮影スタジオごと大爆発していましたとさ。終わり。

 

今回のお話。

別に宇土は悪いことをしたわけでもないし、喪黒にもキチンと謝りを入れているのに結局ドーンされてしまった。
どうも、喪黒は自分がプロデュースしたタレントを奪われてしまうのが気に入らなかったのだろうと思われる。手切れ金の300万円も返した描写なかったし。

同じ「帰ッテキタせぇるすまん」収録の1本「贋作屋」も、そんな喪黒の人間臭いところが垣間見える回だったりするのでおススメです。

ところで、劇中でチラッと映っていたPPAP×怪物のネット動画も喪黒が演出したものなのだろうか?

 


今夜も最高(アニメオリジナル)
2本目に登場するのは大学生の銅鑼木遊良(22歳)。西山宏太郎さんがこの役を演じる。
フランケンの次はドラキュラである。これでオオカミ男が出てきたら役満だったけど、残念ながら出てきませんでした。

 

深夜のドリンクバーで宇治抹茶オレを飲みたがる喪黒と偶然出会った銅鑼木。
彼は学業に支障をきたすほどの大の夜型人間で、昼間は眠りっぱなし。
そのせいで、普段は昼の仕事を頑張る彼女・陽子さんとの昼間のデートも眠気でままならないのが悩みなんだとか。
無理やり夜に寝ようとしても、長年の深夜バイト生活による職業病で眼が冴えてしまうという困った体質になってしまったようです。

 

そんな彼を昼型人間にするため、喪黒が出してくれたのは「アロマデグッスリーノ」
パッと見は呪いの壺みたいな外見をしているが、これにロウソクを灯せばアロマの効果ですぐに寝られるらしい。
喪黒の「これを使う以上、2度と夜型人間に戻ってはいけませんよ」という忠告を胸に、さっそくアロマデグッスリーノの効果のほどをお試し。
すると、とてもアロマとは思えない量のケムリが部屋中を包んでいきましたが、ちゃんと朝までグッスリ眠れたので結果オーライ。
昼型人間になれた銅鑼木は早番のバイトを始め、陽子さんとの日中のデートも楽しめるようになりました。
デート中はバイクに2人乗りしてイチャイチャ。
いやあ、絵に描いたようなリア充ですな。うらやましい。

 

それから数週間後。
遅めのバイトを終えて帰ろうとした矢先、バイト先の悪い先輩に捕まってしまいそのまま飲みの席へ連れて行かれることになった銅鑼木。
当初は抵抗していた銅鑼木でしたが、酒を飲んだことでタガが外れてしまい、その後はボーリングにラーメン屋と夜更かし三昧!
締めのカラオケでは、銅鑼木がこのアニメのエンディングテーマ「ドーン!やられちゃった節」を熱唱だ!

オイ!このアニメ見てるなら喪黒の約束は絶対に破っちゃいけないってこと、わかるだろ!?

 

こうして、すっかり完徹状態で家に帰ってきた銅鑼木の前にいたのは彼女の陽子さん。
「銅鑼木君やっぱり夜が好きなんだね」「わたし、もう決めたから」と言い残し、彼の元を立ち去って行きます。
そして現れた喪黒に対し、彼女とどうしても別れたくない銅鑼木は「僕を本当の昼型人間にしてください」と懇願。
約束を破った相手に情けをかける必要もないわけですが、今回は喪黒もお情けで特別にドーンしてくれました。
しかし、この時そのまま夜まで寝なければまた昼型人間に戻れたんじゃないのか?

 

「アロマデグッスリーノ」を使い、再び昼型人間へ戻ろうとする銅鑼木。
部屋のインタホーンが鳴ったので、ドアを開けてみたところ、そこにいたのはキャバ嬢風の格好をした陽子さんの姿が。
髪も金髪&鬼盛りになっている。
なんと彼女、夜型人間の彼に生活スタイルを合わせるため、昼の仕事を辞めて夜の仕事に就いてしまったのだそうです。

 

お店での名前「真夜」として今日から頑張ることを彼に告げると、タクシーに乗ってそのまま出勤。
銅鑼木も自分が昼型人間に戻ったことを告げる間もなく、アロマの効果でそのまま玄関先でグッスリ眠ってしまいました。
うーむ、何だか「賢者の贈り物」を思い出すお話だ。

そもそも、夜型人間の銅鑼木くんが起きている間、自分が夜のお店で働くようになったら前以上にデートする時間が取れなくなるような気もするんですが、それは。

 

「男は女を思い、女は男を思う。せっかく得難い絆を手に入れてもすれ違っていては確かめようもありませんがねえ ホーッホッホ」と喪黒が言ったところでこのお話はお終い。
次回に続く。

 

TVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』主題歌シングル

TVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』主題歌シングル