SHIINBLOG

今月発売の「ヤングチャンピオン烈」についてのお話をします。

 秋田書店ヤングチャンピオン烈は毎月第3火曜日発売です。

というわけで今月号はもう2日前に発売されています。高橋しょう子さんの表紙が目印ですよ。

 ヤングチャンピオン烈」というのは、ヤングアニマルでいうところのヤングアニマル嵐みたいなポジションの雑誌です。

まあ、簡単に言ってしまえば、ヤングチャンピオンの増刊みたいな雑誌です。

 

この雑誌に関する最近のトピックスですと、やはりバイク漫画の「ばくおん!」がアニメ化されたことでしょうかね。

TVアニメ『ばくおん!!』キャラクターソングミニアルバム

TVアニメ『ばくおん!!』キャラクターソングミニアルバム

 

ヤンチャン烈の看板作品を挙げるとするなら、アニメ化された「ばくおん!」と「ブラック・ジョーク」が妥当かなと思っているのですが、

「ブラック・ジョーク」はここ数年は休載ばかりで雑誌に載ってないことの方が多かったりするので、現状では「ばくおん!」が唯一の看板作品と言ってもいいのかもしれません。

 

 

で、そんな今月の「ばくおん!」はバイク漫画回でした。

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第66話「まんが!」

 

 

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漫画を描く事が趣味の友子さん。どうやらバイク漫画が描きたいらしく、「現役ライダーである天野恩紗らにアドバイスを貰いたい」という所からお話が始まります。

友子さんに後世に残るバイク漫画とは何かを教えつつ、作者・おりもとみまな先生のバイク漫画論なんかも語られていたりする内容になっているぞ!

 

で、その内容によるとバイク漫画界ではサーキットに行くと人気が落ちる」という法則があるんだとか。

「読者は一生に一度もまたがれないGPマシンよりも自分の手が届く市販バイクが活躍するのが大好きだから」というのがその理由なんだそうですが、

この理論が正しいとするならば、実はつい最近までこの作品が何カ月もサーキット編をやっていたのは結構勇気のいることだったのかも。

もしくは、サーキット編やったら人気がガクンと落ちちゃったから腹いせでこんなこと書いちゃってるのかのどっちかですな。

 

 

まあ、何が言いたいかっていいますと、

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その友子さんがすげえペンネームつけてるってことです。

 

「手塚藤子A」とはなかなか名前負けしそうなペンネームである。

藤子不二雄先生ですら、デビュー当時は「手塚治虫先生の足元にも及びたい」って意味で「足塚不二雄」というペンネームにしていたのにこの子と来たら!

でも、この名前で売れたら大したもんだぞ~。

 

そんな手塚藤子A先生の描いた「後世に残るバイク漫画」がどのようなものになったのかについては、現在発売中のヤングチャンピオン烈でチェックしてね。

 

 

それから、今月号より道満晴明先生による新連載「バビロンまでは何光年?」がスタートしました。

扉絵を見れば分かる通り、「少年」と「ロボット」と「変な生物」という限りなくどっかで見たようなタッチが目を引く宇宙が舞台の漫画だ! 

この正直者!

 

 

とはいえ、

内容のほうは「SFチックな内容」と「下ネタ」で構成されたいつもの道満晴明作品だったので安心しました。

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ファーストインプレッションでいきなりこんな変な画像を貼ってしまいましたが、

お話の設定自体は「地球生まれの記憶喪失の少年が何故か宇宙人と一緒に宇宙を旅している」というシンプルかつ壮大なストーリーだったので、来月以降も続きを読んでみたいと思わせる内容でした。

また楽しみな連載が増えましたね。

 

 

ヤンチャン烈には他にも、

カオシックルーン」の山本賢治先生の作風が存分に楽しめるこの雑誌の裏看板作品「trash.」や、

ほぼ毎回おっぱいが見られることでお馴染み「性食鬼」ヤングチャンピオンの人気作のスピンオフ「神アプリTLG」

ヤンチャン烈唯一のオアシス「戦争めし」施川ユウキ先生の描く異色グルメ漫画「鬱ごはん」続編として鳴り物入りで始まったけど今の所いろんな意味でワケわかんないことになっている「オヤマ!キクノスケさん」

さらには天王寺キツネ原作・阿倍野ちゃこ作画の夫婦タッグ作品ワルキューレのキコ」押切蓮介原作・忌木一郎作画の「妖怪マッサージ」などといった新連載勢もなかなかいい感じです。

(忌木一郎先生はだいぶ前に別冊少年チャンピオンでエロい妖怪モノを描いてたことを覚えていましたが、押切先生の知り合いだったってのはこの連載で知りました。)

 

 

というわけで、面白い連載も多いから 

みんなも読もうヤングチャンピオン烈

trash.  1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

trash. 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)