真心一芭先生(@ippatu358)の「銀十字」カリギュラ編・第3話が公開されました。
・銀十字 inspired by 藤子不二雄(A)『シルバークロス』 11話 - eBigComic4
今回は2017年1月26日までの公開なので、忘れないうちに読みましょう。
【「銀十字」過去記事】
・シルバークロスのインスパイア作品!真心一芭「銀十字 QQQ編」の単行本が発売されました。
・藤子不二雄Ⓐ「シルバークロス」のインスパイア作品! 真心一芭「銀十字 カリギュラ編」が始まったぞ! (CROSS1:金城鉄壁)
・銀十字 カリギュラ編「CROSS2:絞竜毒蛇」感想 新たな敵と新たなおっぱいキャラ登場の巻 - 原子おはじき
銀十字 カリギュラ編「CROSS3:面向不背」
まずは気になるニュースから。
今連載してる銀十字、最初7話でまとめてくださいと言われて作ってきたんだけど、途中から6話にしてくださいと言われてのう、起承転結の転の部分丸ごと省かないといけなくなって、ネーム取り掛かろうとすると思考が停止するのじゃ。おもしろく終わらせるにはどうすればいいんじゃろ
— 真心いちは(どすこい妖精) (@ippatu358) 2016年12月20日
現在連載中の「銀十字 カリギュラ編」が全6話に短縮されてしまったそうです。現在3話目で今回登場する人物含めても機動戦団ビッグ5はまだ3人しか出てきていないので結構ピンチである。
残り3話であと残り2人も出して、ボスであるカリギュラ財閥もやっつけないといけないので展開的にかなりカツカツな状況だ!
もしかしたら、全6話は全6話でも最終話だけぶち抜き100ページとかの可能性もあるかもしれない。そうなったらいいのに(願望)
とりあえず、先の展開を見守りたいと思います。
感想のほうへ移りましょう。今回は元銀十字メンバー・桜木ヒデミさんのお話。
前回もちょこっと触れられていましたが、銀十字を辞めたあとは同じく銀十字の元メンバーであるシシガミさんが営んでいる「獅子神総合病院」のナースさんとして働いているそうです。
ちなみに原作「シルバークロス」にも、獅子神医院の看護婦さんとして「桜木」という名前の女性が登場しております。
「シルバークロス」では数少ない女性キャラなので、ここから真心先生が「桜木ヒデミ」というキャラクターの発想を得たのかもしれません。
あと、銀十字のほうの桜木さんは「26歳」と何故か実年齢まで公表されています。まあ見た目相応の年齢ですね。
そんな桜木ヒデミさん。幼少時に事故で腹部に重傷を負って瀕死の状態だったところを、シシガミさんから強化改造手術を受けたという過去があるそうです。過去にケン君が受けたのと同じ手術ですな。
そして、その強化手術によって寿命が通常の約半分に減った上に子宮を失ってしまったとのこと。要するに子供を授かれなくなってしまったわけです。
桜木さんだってひとりの女性。限られた人生を穏やかに過ごしたいという気持ちは理解できますし、前回銀十字入りを頑なに拒んだ理由も分かります。
しかし、同棲する仲であったアキ君から「やっぱり僕は家族を持ちたい」との理由で突然別れを切りだされてしましました。これは辛い・・・。
彼から突然の別れを告げられ、失意のどん底にいた彼女の前に現れたのが謎の外国人・コリー。
既に病院で顔を見知っていた桜木さんは「仕事で日本に滞在している3日間だけボクにかまってほしい」というコリーのワガママに付き合ってあげることに。
始めはコリーに対して恐怖心を抱いていた桜木さんでしたが、3日間さまざまな場所を一緒に遊び歩くうちにすっかり彼とも打ち解けたようです。
爽やかな顔で下衆い事を言ってるぞコイツ!何がゆっくりだ!
コリーと別れ、帰宅してすぐにお風呂に入ろうとしていた桜木さんでしたが、その直後に謎の痺れが彼女の全身を襲います。
始めは「麻酔による痺れ」を考えましたが、桜木さん曰く「自分の身体に麻酔は効かない」らしいのですぐにこの痺れが神経毒であることをすぐに見抜きます。さすがお医者さん。
桜木さんの身体に麻酔が効かない理由は後ほど説明されますが、「麻酔が効かない体」って結構ツラい気もする。歯医者さんで親知らずを抜く時とかかなり地獄を見そうな体質だ。
でもそういう時は自分が働いている病院に行って何とか治療してもらうんでしょうな。
そんな息も出来ないほどの苦しみに急いで解毒剤を探していると、何故か彼女の腕が男性の手によって掴まれている感触が。
もしかして別れていたアキ君が戻ってきた!?
違いました。彼女の腕を掴んでいたのは機動戦団ビッグ5の一員・コリー。
先程の謎の外国人・コリーも彼の変装。別人として近づき、元・銀十字メンバーである桜木さんを強化人間用の薬で暗殺しようと企んでいたのです。それにしても変な髪型だ!
それにしても、事前に「桜木さんが銀十字メンバーと距離を置いている」という情報を得ていたとはいえ、どうせなら念のために名前も変えとけばよかったのに。
もしも、名前から正体を悟られていたら一体どうするつもりだったんだろう? 前の2人みたく奇襲攻撃にうって出てたのだろうか?
そして、この暗殺命令を指示していたのがビッグ5を統括する大将、カリギュラ・ジャストメンという人物である事も明らかになりました。
「シルバークロス」でジャストメンといえば・・・。
暗殺に使われた強化人間の薬はQQQが極秘に開発していたもので、解毒剤は無し。
もはや万事休すか?と思いきや、実は桜木さんには「体内に入ってきた毒素の抗体を瞬時に作り出す能力」「その毒素と同じ物質を体の十字傷に生成する事が出来る能力」という2つの特性を持っておりました。
劇中で説明はされていませんでしたが、おそらく強化改造手術の際に備わった能力なのでしょう。
そして、その特性によってコリーに仕掛けられた体内の毒を無事に解毒。さらにお返しとばかりに十字傷をひっかくことで先ほどの毒を再現しました。
で、予想外の事態に平常心を失ってしまったのか、コリーはその強化人間の毒のニオイをうっかり嗅いでしまい、あっさりとノックアウトされてしまいました。
自分の用意した毒が急に効かなくなってしまったのを見て「この娘にそんな情報は無かったはず・・・!?」とか言ってたりするので、
別人を装っていた際もターゲットの前にもろ本名で現れたりする点から見ても、今回の敗因はコリーさんの事前のリサーチ不足と職務に対する怠慢が原因な気がしてならない。髪型も変だし。
まあ、とにかくコリーさんは通報で駆け付けたビックスさんによってそのまま拘束。気を失った状態のままアジトへと運ばれていきましたとさ。何だかなあ。
自分が愛した人に二度も裏切られ、悲しみに暮れていた桜木さんでしたが、そんな彼女の元へ別れたはずのアキ君が帰ってきました。
どうやら子宝に恵まれるよりも、一人の女性として桜木さんのことが大事だと思い直してくれたようです。
さらにアキ君、その勢いのまま桜木さんに結婚のプロポーズまで! おお、男を見せたね。
もちろん桜木さんも受けたプロポーズを了承。2人とも涙を流しながら愛の抱擁を熱く交わすのでありました。
桜木さん達の話はここで終わっていますが、あの2人の様子ならこの後すぐベッドの中に突入していてもおかしくは無いですね。(下衆)
で、一方こちらはアイゼンの攻撃で受けた怪我を治すため先月からずっとベッドの上にいるケン君。
ジークリントさんの懸命な治療により、何とか視覚に異常が無い程度までには回復できたようです。
とはいえ、まだまだ満身創痍状態には変わりないので、まだまだベッドの上にいる日々は続きそうです。
そして、このシリーズも残り3話しかないらしいのでケン君もゆっくりしてはいられません。最終回までには万全の状態にまで回復してくれ!
というわけで、今月はここまで。
次回の配信は来年1月27日(金曜日)予定です。お見逃しなく。
シルバー・クロス(1) (藤子不二雄(A)デジタルセレクション)
- 作者: 藤子不二雄(A)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/02/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る