2016年8月26日放送分 ネタバレ注意!
なし
(※これで4週連続オープニング・トークなし。今週はAパートの中盤でCMが入るという変則的構成でした。)
いたずらオモチャ化機(コミックス36巻収録)
ジャイアン・スネ夫から「お前が来るのを待ってたんだぞ」と不自然なウェルカムを受けつつソファに座ったところ、のび太の尻のあたりから強烈な放屁音が!
この異音にスネ夫から「行儀わる~い!」と指摘され、必死でおならの事実を否定するのび太君でしたが、しずかちゃんからブーブークッションのいたずらをされていたことをネタばらしされ、腹を立てます。
そんなのび太君にスネ夫が「ガムでも噛んで機嫌治せば?」とガムを差し出してきたので、遠慮なく1枚もらおうとしたところ、ガムに仕込まれていたバネが作動。今度はのび太君の指が挟まれてしまいました。
パンチガムとか今の子供たちは知ってるのかな?
とにかく、ブーブークッションやらパンチガムなどの古典的なイタズラおもちゃに引っかかり続けたのび太君。
疑心暗鬼になってしまい、差し出されたショートケーキも食べずに帰ってしまいました。
家に帰り、その事を知ったドラえもんは大激怒。「しかもこんな弱い者を。あわれな者を。おろかな者を!」とのび太君に対する暴言とも取られるような名台詞で怒りを露にします。
そこでドラえもんが取り出したのは「いたずらオモチャ化機」というひみつ道具。
この道具の光を照射すればなんでもいたずらオモチャにしてしまう効果を持ち、ためしにママの食べているおせんべいに使ってみたところ、たちまちゴムのおもちゃに変貌。
ママがせんべいを無理やり食べようとした結果、ゴムせんべいが跳ね返って顔面に直撃という大変おもしろい画が撮れました。
使う側にとっては面白そうだけど、使うタイミングを間違えたら友情決裂間違いなしのたいへん危険な道具である。
そんないたずらオモチャ化機を「透明マント」を纏った状態でスネ夫に使い、先ほどのしかえしをしてしまおうという魂胆です。
早速スネ夫のもとへ向かおうとするのび太君でしたが、その前に2階に戻ろうとしていたドラえもんの行く階段を狙い撃ち。
その結果、途端に急なスロープへ変貌した階段に対し、ドラえもんはなすすべなく足を滑らせて顔面を強打。こうして相手が油断した時を見計らって使うのがイタズラ成功のポイントのようです。
場面は変わり、さっそくターゲットのスネ夫を見つけたのび太君。
まずはスネ夫の向かう先のベンチに置かれていた「ゴロゴロコミック」をいたずらオモチャに代えてしまいます。
作戦通りなら、ここでいたずらオモチャになった漫画雑誌を手に取ったスネ夫が何かしらの辱めを受けるはずだったのですが、今月号を既に読んでいたスネ夫はこのトラップをうまいことスルー。
そして、何故かトラップを仕掛けた側ののび太君が漫画雑誌を手に取ってしまい、いたずらオモチャと化したゴロゴロコミックに手を噛まれるという意味不明の行為を起こしておりました。
いたずらに失敗したのび太君。
今度は失敗しない様にと、スネ夫の行く先でいたずらオモチャ化機を乱れ撃ち!
至る所のさまざまなモノにイタズラを仕掛け、これならさすがに引っかかるだろうと思いきや、
スネ夫も動物的なカンで危険をさっしているのか、なかなか引っかからない。
むしろ、スネ夫とは何の関係もない人たちがのび太君の仕掛けたイタズラに引っかかってしまうという近所めいわくなハプニングが次々と発生。
さらにはドラえもんまで、恋人のミイちゃんにあげようとしたネコ缶がびっくり箱になってしまうというとばっちりまで受けてしまいました。
スネ夫への仕返しとはいえ、周りの人まで巻き添えにするのはいけません。
のび太君がそのことを反省していると、先ほどのイタズラの被害者となったドラえもんが合流。
なかなかうまく行かないのび太君に変わって、今度はドラえもんがスネ夫へのイタズラを仕掛けることにしました。
それにいたずらオモチャ化機の光を照射したところ、スネ夫君の靴が突然道路に貼りついたり、突然勝手に走り出すオモシロ靴に変貌!
スネ夫君が靴をコントロールできないままあっちこっちを走り回り続け、しずかちゃんの家の玄関に激突したことでようやく靴の動きも止まりました。
靴に操られた結果とはいえ、せっかく家の前まで来たのでしずかちゃんの部屋へお邪魔することにしたスネ夫君。
しかしそこでものび太君とドラえもんのイタズラは止まりません。
音どころかリアルな臭いまで出るブーブークッションや、噛めば噛むほど膨らみ続けるガムといったトラップが次々に登場し、
特に後者の噛めば噛むほど膨らみ続けるガムを噛んでしまったしずかちゃんに至っては、最終的にガムが破裂してしまい部屋中が咀嚼したガムまみれになるという被害まで受けてしまいました。
イタズラをする者も、イタズラを傍観していた者もそれなりの罰を受けるんだぞという事なのでしょうか。
さらにイタズラの矛先はジャイアンにも。
(ドラえもんとのび太が背中を押している)スネ夫に押される形で空き地へ連れて行かれたジャイアン。
この行動にスネ夫が自分に何か話したい事でもあるのかと思ったらしく、ここは大人しく耳を傾けていた所、木の上から大量の毛虫のおもちゃが落ちてくるという古典的なイタズラにあっさりと引っかかってしまいました。
ジャイアンともあろうものが毛虫のイタズラくらいで驚くなよ!
場所を変え、今度は土管に座って話を聞く事にしたジャイアン。すると今度はその座っていた土管に体ごと吸い込まれてしまうというイタズラを食らってしまいました。安倍マリオかな?
さすがのジャイアンもこのイタズラには腹を立てたようで、体が土管にハマったままの状態でスネ夫を追いかけまわすという大変シュールな映像も見ることが出来ました。
今日一日不可解な出来事に巻き込まれ続け、心身ともにヘトヘトな様子で帰路に着くスネ夫。
さらに追い打ちのイタズラを仕掛けようとするのび太君でしたが、ドラえもんは「スネ夫もきっと懲りたと思うよ」「仕返しはまた仕返しを生むだけだよ。ここは広い心で。」とのび太君にこれ以上のイタズラは辞めるよう諭しました。
そして、のび太君もこのドラえもんの言葉を素直に受け入れてくれたので、これを持ってスネ夫へのイタズラは終了。平和的な解決となりました。
そして、透明マントを脱いでスネ夫の前に姿を現したドラえもんとのび太君。
「二人ともいつの間に?」と不思議がるスネ夫でしたが、ここで彼は先ほどのび太君が引っかかったパンチガムを今度はドラえもんに差し出します。
のび太君の止める声も届かず、何も知らないドラえもんはまんまとパンチガムの餌食になってしまいました。
そして、それを見て「ひっかかった!ひっかかった!バーカバーカ!」と尻を叩きながらはやし立てるスネ夫君! ちっとも懲りてないじゃないか!
あと、手がゴムマリのロボットでもしっかりと効果を発揮するパンチガムのすごさよ!
このイタズラにより、ドラえもんのスネ夫に対する怒りが大爆発したためスネ夫へのイタズラはあっさりと再開。
玄関の床マットにグルグル巻きにされたり、顔面にカレーをぶっかけられたり、バケツの水を浴びせられたりともうめちゃくちゃ。
こうして、スネ夫君はひとつのイタズラによって身を滅ぼしたのでありましたとさ。
せっかくいい終わり方になりそうだったのに、いやホント酷いアニメですねえ。(褒め言葉)
シールでキャラ変身 (アニメオリジナル)
押入れを使った腹筋運動をするドラえもんというシュールな光景からスタート。ドラえもんにヒザがあったことに衝撃を受けた。
まぁそんな事とは関係なく、物語自体はのび太君の「僕ってどんなキャラクター?」という問いかけから始まります。
どうやらのび太君。学校で自分だけ先生に怒られたり、自分の提案はボロクソに言われたのに出木杉君が同じことを言うと評価されるなどの理不尽な目にあったそうで、
そのことについて文句を言ったところ、「キャラクターだよ、キャラクター!」とスネ夫からバカにされて嫌な思いをしたとのことです。
そんなのび太君に対し、ドラえもんは「キャラクターなんて本人の努力次第でいくらでも変えられるよ。人の目なんてそんなもんだ」と慰め、のび太君に努力を促すようにしましたが、
その矢先にママから宿題をやっているのにマンガを読んでさぼっていると思われて叱られてしまった事で、やっぱりやる気を失ってしまいました。
そんなのび太君にドラえもんが「キャラクターシール」なるひみつ道具を出してくれました。
シールをおでこに貼るだけでいろいろなキャラクターになれ、人の見る目が変わるというこの道具。
例えば「ガリ勉」と書かれたシールをおでこに貼れば、普段から勉強をしているキャラクターに見え、ママの目の前で漫画を読んでいようが許されてしまう効果が出ます。
しかも、ママから見たイメージのビジュアルも勉三さんっぽい風貌になるおまけつき。
ドラえもんにも能力改変系の道具はたくさんありますが、変わるのは見た目のイメージのみで実際の能力は一切変わらないという点では、なかなか斬新といえます。
なお、キャラクターシールを剥がす際は専用のスプレーを吹き付けないと剥がれない仕組みとなっているので要注意を。
で、翌日。
いつものように遅刻をしてしまったのび太君ですが、「まじめ」のキャラクターシールをおでこに貼ったことで先生からのお説教を難なく回避。
たとえ遅刻の理由が「寝坊」であったとしても、先生も「昨日大変なことがあったんだな」と勝手に解釈してくれますし、ついでにのび太君もかっこいい顔になります。
そして、その代わりに「まじめ」のシールを貼っていたのび太君を見て「真面目なのび太が遅刻するわけないもんね」と油断をしてゆっくり登校をしてしまったジャイアンとスネ夫が怒られてしまう出来事が起きるという事態が起きました。これはちょっとかわいそうだ。
その後も、美術の時間でバナナを描こうとして犬のふんそっくりな絵を描いてしまったとしても「芸術家」のシールを貼ることで勝手に周囲は感動してくれますし、
「おもしろい」のキャラクターシールを貼れば、「先生、運動場で遊んでいいですか?うん、どうじょ~」というひどいダジャレを言っても、
みんなが「くだらないけど面白い人が言ってるんだから面白いんだろう」と周りが勝手に思いこんで笑ってもらえます。世間というモノは権威に大変弱いです。
それにしても、ここ最近ののび太君は毎週ダジャレを言っているような気がするな。
しかし、何でも「キャラクターシール」をたくさん貼ればいいというわけでもないらしく、
しずかちゃんに好かれようと思ったのび太君が「まじめ」「おもしろい」「芸術家」「金持ち」「スポーツマン」のキャラクターシール5枚貼り状態でしずかちゃんの前に現れましたが、いたって普段通りの扱いをされ、全くの空振りに終わるという結果に。
ただ単純にシールの効果は1枚だけだとか、5枚貼ったせいでそれぞれの魅力が相殺されてしまったとか、
しずかちゃんがのび太君のことをステータスで判断していないからとかいろいろ理由は考えられますが、
何故ここでキャラクターシールの効果が表れなかったのかは本編で説明が無かったので明確な理由は分からずじまいでした。
とにかく「見た目のキャラクターで人を判断するのはよくないよ」ということを言いたいのでしょう。
「笑ゥせぇるすまん」の「たのもしい顔」という回にも通ずる話である。カ、カンノンサマ~。
その一方で「無敵」のキャラクターシールを貼った時ののび太君は効果絶大。
実力自体は変わらないながらもその威圧感だけでジャイアンを圧倒したり、強そうなキャラクターに恐れをなしたスネ夫からゴロゴロコミック(本日2回目)を手渡されるなど、強欲の限りを楽しんでいたところ、
偶然通りがかった神社でジャイアンととなり町の横綱・力持ち関(すごい四股名だ)との相撲の試合に遭遇。
ジャイアンも奮闘していましたが、力持ち関のパワーには勝てずあっさりと投げ飛ばされ敗北を喫してしまいました。
素手で土管をぶっ壊したげんこつげんごろうさんといい、のび太の住んでいる所のとなり町には強い人がゴロゴロいるんだなあ。
そんなわけで、この相撲勝負は力持ち関を有するとなり町の勝利に終わるかと思っていたのですが、
ここでジャイアンは「こっちにはこの方がいる!」とのび太君を相撲の対戦相手に指名しました。
いつもだったら絶対にありえない指名ですが、現在ののび太君はおでこに「無敵」シールを貼っている状態なので、みんなからはこの町最強の人物だと思われています。
しかし、前述のとおりキャラクターシールを貼っていても実力は変わらないのでパワー自体はいつもののび太君のまま。
さらに取り組みを回避しようとシールを剥がそうとしても、剥がすための専用スプレーをどこかに忘れてきてしまったせいで剥がすことも出来ない上に
対戦相手の力持ち関に至っては「相手が強ければ強いほど燃えるタイプ」というこのシールとは逆効果の人物!
これでは相手側がのび太君の威圧感を恐れて辞退、なんてことは絶対になさそうです。
こりゃ、のび太君死ぬな。
ドラえもんが剥がすためのスプレーを探してくる間、なんとかして時間を稼ごうとするのび太君。
あまりの恐怖にのび太君の顔は取組前から顔じゅう涙とハナミズでグジャグジャの状態になっていましたが、外野のジャイアンからは「相手に同情してるぞ!」とよくわからない解釈。
取り組み相手の力持ち関ものび太君の異常な姿に「これから何をされるんだ・・・」と同じく未知の恐怖に涙を浮かべていたところ、ここでようやくスプレーを持ったドラえもんが帰還。
何とか「無敵」シールを剥がすことには成功しましたが時すでに遅し! 力持ち関は張り手のモーションに入っておりました。
これでのび太君も一巻の終わりか!?と思った矢先、のび太君が恐怖でつい体をかがめたことで力持ち関が体のバランスを崩してしまい、うっかり転倒。
のび太関の思わぬ大金星となりました。
この結果に対し、ドラえもんは「のび太君があまりにも弱そうに見えたから相手が舐めてかかったんだ」と勝因を分析。
試合に勝ったのび太君も「もうキャラクターなんてこりごりだぁ~」と嘆くのでした。終わり。
■次回予告■
次回の放送は9月2日。毎年恒例のドラえもん誕生日スペシャル 「天才のび太の飛行船ゆうえんち」をお送りします。
ちなみにこの放送で来週のクレヨンしんちゃんはお休みとなりますが、次回予告によると再来週の9月9日のクレヨンしんちゃんの放送はあるらしいので、
どうやら再来週もドラえもんの放送はあるようです。