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【ドラえもん本レビューその64】ドラえもんの車いすの本

ドラえもん車いすの本

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発行日:1999年11月1日

出版社:小学館

価格:1260円(税抜)

 

ドラえもんで学ぶ車いすバリアフリーの本。

共用品推進機構が編者を務めている大変まじめな本であります。 

 

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この本のページの多くは、滝田よしひろ作・さとう光先生作画のドラえもんの空飛ぶ車いすという漫画の掲載に当てられており、

車いすの女の子・まりちゃんとのび太君たちとの出会いを通して、バリアフリー社会の重要性が学べる内容となっております。

同じドラえもん車いすの登場人物の交流という点では、なんとなく「ケンちゃんの冒険」を思い出します。どこかで見れないかなあ。

 

 

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そして、この漫画の中で車椅子に乗ったままでも手を使わずに食事ができる「いただきマウス」というマシンが出てきているのですが、

この前新宿高島屋で見に行った「暮らしとロボット展」に、これと似たようなマシンがあったことを思い出し、改めて機械技術の進歩に驚いたりもしました。

この漫画の中ではあくまでも「夢のマシン」として描かれていたものが、技術の進歩によって実現する。これって本当にすごいことです。

 

ドラえもんと空飛ぶ車いす」というタイトルも、作品の中で大きな意味を持つことになりますので、

この本を読む機会がありましたら、是非ともその内容をご覧ください。

15年以上前の本ですが、図書館の蔵書として置かれている所もあるらしいので、この本を読みたいと思われた方はまず近所の図書館を探してみることをおすすめします。

 

あと、個人的には、この本の表紙に描かれている車いすを押しているぬいぐるみっぽいドラえもんという表紙がものすごく好きです。

この表紙からどことなくシュールな雰囲気を感じるんですよね。この感覚がわかる人、いますか?

ドラえもんの車いすの本 (バリアフリーブック―体の不自由な人の生活を知る本)