最近ニコニコ動画で知った「星の子ポロン」というアニメに大ハマりしてしまいました。
(画像元:http://ch.nicovideo.jp/koichil)「無断転載OK!」って書いてあるから大丈夫だよね?
まず、「星の子ポロン」がどんな内容なのかについて知りたい方は上の画像、及び以下のページをご覧ください。(説明丸投げ)
・星の子ポロンとは (ホシノコポロンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
もともとは「アニメを通して子供たちに社会のマナーや道徳を学ばせよう」という様な立派なココロザシのもとにこの「星の子ポロン」は作られたのだろうと思うのですが、
結果的にはものすごく奇天烈な作品に仕上がってしまい、アニメの歴史の上で全く語られることのない数多くのマイナーアニメ作品の座に甘んじることとなりました。
2009年にニコニコ動画に「星の子ポロン」の動画が投稿された理由も、
地方局で再放送されていた「科学戦隊ダイナマン」が30分から25分番組になった際の穴埋め番組として偶然録画されていたものをただアップロードしただけというのも何かすごい話です。
しかし、ここ最近になってそのカルトな内容がネットユーザーから再評価されるようになり、
同じ星の子ポロンマニアの有志の手によって「星の子ポロン」の新作もぞくぞく発掘。
ニコニコ生放送でこれまでに集まった10本ほどの作品を流す「星の子ポロン」新作上映会を定期的に行っていたところ、
その上映会の存在に気付いたネットユーザーさんから、なんと3時間弱もの*1「星の子ポロン」の映像が詰まったビデオテープが提供されるという火星人発見レベルの奇跡が起こりました。
発掘作業で例えるならば、今は「星の子ポロン」新作のゴールドラッシュ状態です。
そんなわけで、現在はその発掘された「星の子ポロン」新作を垂れ流し続けるニコ生上映会が毎週土曜23時ごろから行われています。つまり、本日の夜も上映会があります。
これまで「星の子ポロン」を知らなかった人もさっそく今日からポロンデビューできるぞ!やったね!
ちなみに。自分の「星の子ポロン」の個人的なお気に入り回を挙げるとするならば、
明らかに今後の展開ありきの意味のわからない行為から物語が始まる「 ブー吉宙づりの巻」や、
ポロン君屈指の迷言「バカだなぁ(笑)」が飛び出す「大食いカバのマネをした熊さん虎さんの巻」、
そして先週公開されたばかりの「弾丸滑降の巻」なんかがお気に入りです。そもそも全ての回が大体おもしろいです。
この回を見て「ニンジャスレイヤーフロムアニメイション」を初めて見た時、もしくはそれ以上の衝撃を感じました。
さらに、この「星の子ポロン」発掘の動きはこのアニメの製作した「時報映画社」にまで伸びており、
過去に製作していたアニメ作品の発掘作業や、その発掘作業の途中でこの会社が過去にエロアニメ映画を作ってた疑惑まで浮上したりと、現在進行形で調査は進んでおります。
これまでも「チャージマン研!」や「レッドマン」などネットで再び脚光を得る作品はたくさんありましたが、
2016年になった今になっても、こうしてリアルタイムで新しいアニメ作品の再評価・新作発掘が進んでいる状態に立ち会えるというのは非常に貴重な経験だと感じます。
こうしたネットの有志の力によって、初めは全260話のうち数話しか見つかっていなかった40年以上前(1974年)のアニメ作品が今や全話の半分ほどが発掘されているというのもすごい話ですよ。ほんと。
あの星の子ポロンですら一気に3時間分の映像が発掘されたんだから、
— koukousei@スパムじゃないよ (@koukousei) 2016年6月15日
ネットの力が集まれば日本テレビ版ドラえもんの映像やフータくんのパイロットフィルム映像も見つかるかもしれない
そんな気がするのです
で、初めてここに来た人に一応説明しておきますと、
このブログは一応「どんな記事にも『ドラえもん』や『藤子不二雄作品』の話題を絡ませる 」*2というマイルールでやっております。
なので、最後にとりあえずそれっぽいことをちょっとだけ語って終わりにしたいと思います。
このアニメの主人公である「ポロン」の声優さんを務めていらっしゃるのは、当時デビュー11年目の野沢雅子さん。
この頃の野沢雅子さんは、「ど根性ガエル」のひろしや「ドロロンえん魔くん」のえん魔くんなどを演じられていた他に、「日本テレビ版ドラえもん」のドラえもん役も演じられていました。
2代目ドラえもんとはいえ、こっちは1973年放映なので星の子ポロンちゃんよりも約1年ほど先輩に当たります。
野沢さんの口から「日本テレビ版ドラえもん」について言及しているのは、これまでに何回か見ていますが、
「星の子ポロン」のことについては、1回も言及している所を見たことがありません。
誰か直接本人に「野沢さん!星の子ポロン出てましたよね!?」と勇気のある人、いないかなあ。
(追記)なおいた模様。→ ドグ生民とポロンクラスタの邂逅2017 - Togetterまとめ
ちなみにタイトルがよく似ている「星の子チョビン」は時報映画社製作ではなく、スタジオ・ゼロ製作です。あしからず。(オチたつもり)