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【漫画感想】少年エース12月号の「ケロロ軍曹」「超ケロロ軍曹UC」の感想とか目次コメントの話とか

 

 

少年エース12月号のケロロ軍曹の感想です。ほい。

 

 

少年エース 2018年12月号

少年エース 2018年12月号

 

 

 

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ケロロ軍曹 第278話 「アリサとネブラ・・・の巻」

 

今月のケロロ軍曹
いよいよケロロンボール編再開、もしくは新ケロロとトモス回かと思いきや、
まさかのアリサとネブラ回でした。

 

 

うーむ、これは意外だった。

こうなってくると、来月号に「556とラビー・・・の巻」「ポヨンとポヤン・・・の巻」「モアと麻美・・・の巻」みたいな回が来てもおかしくないですな。

 

あと、3段オチでなんか「この組み合わせはねーよ」と思うようなタイトルの回を書こうと思ったんですが、思いつきませんでした。

すいませんでした。

 

みなさんは、どういうキャラの組み合わせの回が見たいですか?(オチ丸投げ)

 

 

 

 

さて本編のほうは、

「アリサは人形である」という設定が作中で改めて語られ、
ネブラの頼みで、戦いによって汚れてしまったアリサの体を冬樹くんがお風呂場で水洗いするという流れになりました。

 


アリサの制作中の様子が描かれているのは、これが初めてな気がする。

500年以上前につくられた人造人形と聞くと、なんとなく「GS美神」のドクター・カオスとマリアの関係性が頭に浮かびますなあ。

 

 

ネブラ曰く、

アリサはこの星の匠の手で、強力な意思と動機をもとにつくられたらしい。


で、その何かしらの動機によって、15世紀当時の技術を超えたオーパーツとしてアリサが生まれたのだという。
現にネブラも「非科学的な存在であるアリサに興味を惹かれたためにこうして500年も共にいるのだろう」と語っていた。

 

うーむ、実に気になる話だ。

 

 

500年前にアリサがつくられたってことは、時代的にケロン人が関与していてもおかしくない話でもある。
このアリサの設定も、いずれ物語の伏線として回収される日がくるんだろうか?

 

 


あと、それだけの強力な意思と動機によってアリサが作られたということは、
この星の匠の手によって、普段は服を着ていて見えない体の部分もリアルに作られてる可能性も非常に高い。

 

いつの時代のクリエイターも、自身の創作物に妥協を許さないのは当然の事です。

 

 


そう考えると、冬樹くんがアリサの服を脱がす前にお姉ちゃんがお風呂場に入ってきてくれて、本当によかった。

 

お風呂場に入るのがあと3分遅れていたら、
もう一生クチを聞いてくれないような状況になっていたかもしれないぞ。

 

 

 

 

 

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そして今月から、
ケロロ軍曹連載20周年記念作品「超ケロロ軍曹UC 激闘!!ケロロロボ大決戦」の連載も始まった!

 

 

↑の公式ページでそのうち「ためし読み」が始まると思うので、内容が気になる人はそっちを読むか本誌を買ってね。

 

 

 

月面近くでヴァイパー相手にケロロロボで戦うケロロ小隊!

ケロロ軍曹の外伝らしく、作中のガンダムパロディも盛りだくさんだ!

 

ヴァイパー達は「日向家の秘宝」を狙っているとのことなので、
この物語自体は過去回想とかではなく、現在のケロロ達を描いているってことでいいんでしょうかね。

 

精神世界に出てきたあの人、いったい誰なんだろう?

 

 


ただし、本格的なスタートは次号からということで、今回は「第0話」としてケロロロボの顔見せ的な内容に終始しておりました。

吉崎先生以外の人が描くケロロ軍曹の外伝も久しぶりですし、今後の展開をあたたかく見守っていきたいと思います。

 

 

 

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プロゴルファー猿ネタもあったぞ! わたしは猿!

 

 

 

 

そして今月の吉崎先生の目次コメント。

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新連載への期待を述べています。

「超ケロロ軍曹UC 激闘!!ケロロロボ大決戦」の略称は「超ケロロ軍曹UC」でいいんですね。

 

 

 

 

次号の少年エース1月号は11月26日(月曜日)発売です。

おたのしみに。

 

少年エース 2018年12月号

少年エース 2018年12月号

 

 

 

【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第12話「魔窟王女」

 

少年シリウス12月号掲載怪物王女ナイトメア」第12話の感想です。

 

月刊少年シリウス 2018年 12 月号 [雑誌]

月刊少年シリウス 2018年 12 月号 [雑誌]

 

 

 

 【これまでの感想】

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第1話「回帰王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第2話「宿仮王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第3話「人形王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第4話「捕食王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第5話「休眠王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第6話「冬来王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第7話「不詳王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第8話「叙述王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第9話「鮫肌王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第10話「異界王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第11話「流転王女」

 

 

 

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鍾乳洞に入った少年グループが行方不明になった!
その原因こそ、UMM(未確認怪物)のしわざだったんだよ!! Ω ΩΩ<ナ、ナンダッテー
 

 

 

というわけで今回は、第4王女・カティアと一緒に未確認怪物の調査に向かうお話。

 

でっかい脳みそなフランケンシュタイン博士や半魚人、宇宙生物探査のためのフィールドワークなど、
無印「怪物王女」の頃からのファンにとっては懐かしいキャラや演出もたくさん出てくるぞ。

 

 


怪物王女17巻でフィールドワークをした時には、環境に適応したシャーウッドの肌が褐色になっていましたが、
今のシリーズでシャーウッドさんとよく似たカティアさんも同じ褐色肌なのは、なんか関係あったりするんでしょうかね。

 

 

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今回カティアがやっていた「スケッチブックに書かれたタイトルをカメラに見せるくだり」も、過去にシャーウッドがやっていた行動といっしょだ。

やっぱり、カティアの正体ってシャーウッドなのでは?

 

 

でも、いま単行本を見返してみたら褐色トーンの柄がちょっと違ってたのでやっぱり関係ないのかもしれない。(あやふや)

ここら辺に関しては、まだまだわかりませんなあ。

 

 


フィールドワークは王族伝統のたしなみであるが、
今回、上の兄弟たちは参加をめんどくさがったのか、全員辞退したらしい。

 

で、これを王位継承争いにおけるポイント稼ぎのチャンスと見たカティアさんが自ら名乗りを上げたようです。

さらに「リザとヒロをカティアの手伝いに貸してくれたらそなたも協力したということにする」という博士の言葉に釣られ、
姫様の指示で、彼ら2人もフィールドワークの手伝いをすることとなったのでした。

 

今回の姫様は、大事をとって見学に徹するぞ!

 

 

 

王位継承争いに勝つには「ポイント」。

つまり王族の皆さんに気に入られることも重要らしい。

 

現実社会でも、出世のためには上司へのおべっかやヨイショが重要になってくる。
ここらへんは人間の世界も怪物の世界も変わらないんですね。なんだか人間くさいぞ。

 


ちなみに「鍾乳洞で行方不明になった」ってのは、ちょっと前まで連日ニュースになっていたこの事件から着想を得たと思われます。
こういう時事ネタは単行本になると風化してしまうので、ちゃんとこういう所で書き残しておきましょう。

 

 


こうして、鍾乳洞の最深部に辿りついたカティアさん一同でしたが、

その岩壁にて、光学迷彩で偽装された謎の入口を発見する。

 

明らかに人工的につくられた通路の先にあった謎の扉を開けると、そこには宇宙船の内部のような空間が広がっていたのでした。

 

 

突然あらわれた怪しげな空間の探索をすすめようとした矢先、いきなり謎のモンスターにヒロと半魚人のベントニーがおそわれてしまう。

 

カティア曰く、頭に食いついて離さないコイツは「UMM(未確認怪物)」の一種。
卵の状態で寄生主があらわれるのを待ち、寄生した相手の体内に潜り込んで養分を奪い取る恐ろしいモンスターであり、
ある程度養分を吸い取ったら、腹を食い破って出てくるという非常にめいわくな習性を持っていた。

 

 

このモンスターの形状や宇宙船の内部を見るに、今回のお話は映画「エイリアン」をかなりオマージュしていると推測できます。

 

怪物王女で「エイリアン」といえば、

怪物王女2巻『密室王女』にでてきた「アレ」もエイリアンっぽい見た目かつ似たような習性を持つモンスターだった。

 

アイツも宇宙からやってきた生物らしいので、もしかしたら今回の卵モンスターと同じ種族だったりするのかも。

 

 


カティアはいたって冷静にこのモンスターを分析していたが、早くも貴重な半魚人1名が尊い犠牲となってしまった。
目の前で惨殺劇が起きたばかりだというのに、みんな意外とドライである。

 

 

おそらく鍾乳洞で行方不明になった5名の少年もこの卵モンスターの餌食になったのでしょう。

しかし、卵たちの数を見るに食べられたのが最大5人だとしても、食料としてはとても足りない。

 

つまりこの場所には、卵モンスター以外にも捕食者がいる!

 

 

 

危険を察知したカティアは急いでこの場を立ち去ろうとしましたが、時すでに遅し。

ETっぽい見た目のやつやセミっぽい透明宇宙人など、大量のやせいのUMMがしょうぶをしかけてきた!

 

 

このまま互いに捕食し合って自滅してくれれば良いに越したことないのですが、
そんな都合のいい展開もなく、この中で一番弱そうな相手であるカティア達にUMM達は襲いかかってくるのでした。

 


捕食者たちに囲まれ、絶体絶命のピンチ!!
一方の姫さまは、のんびりと浜辺でバカンスを満喫していました。

 

この状況、一体どうなるのか!?

 

 

 

 

そんなわけで、次号のシリウス11月26日(月曜日)発売です。
つづきはまた次回。お楽しみに。

 

 

 

【インフォメーション】

怪物王女ナイトメア」3巻が12月6日、光永先生が原作を務める「玉キック」3巻の単行本が12月17日に発売されます。

みんなも買いましょう。

 

怪物王女ナイトメア(3) (シリウスKC)

怪物王女ナイトメア(3) (シリウスKC)

 
玉キック(3): YKコミックス

玉キック(3): YKコミックス

 

 

【漫画感想】少年エース11月号のケロロ軍曹の感想とか目次コメントの話とか

 

少年エース11月号掲載ケロロ軍曹の感想です。はい。

 

少年エース 2018年11月号

少年エース 2018年11月号

 

 

 

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ケロロ軍曹 第277話 「クルルと623・・・の巻」

 

ここ最近続いている振り返りシリーズ。今月はクルル曹長と623が登場だ!

 

ここしばらく本編での出番がなかった623さんでありますが、
いつの間にかユーチューバーならぬムーチューバーになっていたらしく、動画配信者としても人気者になっていました。

 

 

 

動画の編集自体はクルル曹長がやっているので、623の労力はそれほどかかっていないように見える。
自分の好きなことがやれる動画配信業は、好きなことで生きていくスタイルの623さんには確かに向いていそうだ。

 

 

ムーチューバ―たるもの、
やっぱり1000円自販機で散財する動画や激辛ぺヤング食べたりする動画をアップしてたりするんだろうか?
623さんがひたすらアルミホイル玉を叩いて鉄球をつくる動画があったら、是非一度見てみたいぞ。

 

 

 

ちなみに余談ですが、

漫画ゴラクの看板作品ミナミの帝王では、動画配信者のことを「オーチューバー」という名前で扱っていました。

 

これまでいろんな作品に出てきたであろう「YouTube」や「ユーチューバー」のモジりネーミングをいろいろ集めてみたら面白いかもしれないぞ。

 

 

 

 

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最後は、623先生に憧れたケロロ達がムーチューバーデビューするというオチ。

動画内で全員姿を晒しちゃってるけど、いいんだろうか?


最近流行りのバーチャルユーチューバーと思われて、意外とケロン人とはバレなかったのかもしれない。

 

 


ギロロ伍長がアップしていた武器磨き動画は現時点で総再生回数6回だったけど、もうちょっと伸びてもいいと思う。
最近似たような動画をアップして人気者になっているYouTuberさんもいるので、工夫次第で動画再生数ももっとよくなるかもしれないぞ。


まずは、サムネイル画像の工夫からだ!

 

 

 

そして今月の吉崎先生のコメント。

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ケロロ展に来てくれたみんなへの謝辞です。

 

 

 

 

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ちなみに今月の「異世界チート魔術師」は、

平成30年北海道胆振東部地震の影響により休載」という珍しい休載理由でお休みでした。

 

こんなところにも地震の余波が・・・。 当時の記録として残しておきます。

 

 

 

そんなわけで、次号の少年エース12月号は10月26日(金曜日)発売です。

お楽しみに。

 

少年エース 2018年11月号

少年エース 2018年11月号

 

 

【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第11話「流転王女」

 

 少年シリウス11月号掲載怪物王女ナイトメア」第11話の感想です。

 

月刊少年シリウス 2018年 11 月号 [雑誌]

月刊少年シリウス 2018年 11 月号 [雑誌]

 

 

 

 【これまでの感想】

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第1話「回帰王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第2話「宿仮王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第3話「人形王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第4話「捕食王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第5話「休眠王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第6話「冬来王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第7話「不詳王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第8話「叙述王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第9話「鮫肌王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第10話「異界王女」

 

 

 

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先月から、狂気の異世界へ突入した「怪物王女ナイトメア」。

姫様と合流した一行は、とあるスーパーマーケットに辿りつきました。


そこには、外からやって来た姫様たちを怪しみ、「悪魔(サタン)の使いが下見に来たぞ!」と言い放つ老婆がいた。

 

確かに「怪物」は人間よりも悪魔のほうに近い気もするけど、もちろん悪魔ではない。
どちらにせよ、初対面の人をいきなり悪魔だと決めつけるのは実に失礼なことである。


この老婆が狂気の世界と化した世界を見て気がくるってしまった可能性もあるけど、
先月号に出てきたマイシェルター男といい、この近辺には何だかアブない人が多い気がするぞ。

 


この扱いに腹を立てたリザによって「悪魔ババア」と直球のネーミングをつけられていた老婆。

 

なんとかしてこの誤解を解ければよかったのですが、
その前に店の外に出てしまった老婆がモンスターに食べられてしまったので、もうどうすることも出来ないのでありました。南無。

 

 

この状況に何かを察した姫たちにも、容赦なくモンスターが襲いかかる!
しかしそこへ、前述のマイシェルター男が装甲車で果敢にも助けに来てくれた。

 


ハンドガンを武器に単身モンスターとの戦いに挑むマイシェルター男であったが、
モンスターの触手に貫かれ、あっさりと死亡。

「くそぉ・・・異世界ハーレムルートまであと一歩というところで・・・」と言い残し、息絶えてしまった。

 

うーむ、やっぱりこの異世界編は、
最近よく見る異世界転生ものへのアンチテーゼとして、光永先生がこの話を描いたんじゃないかと疑ってしまう死に方だ。

彼も、異世界ものの主人公としてチヤホヤされる人生を夢見ていたんでしょうなあ。
良くも悪くも立派な最期だった。合掌。

 

 


さて、今回なんで姫様たちは異世界に飛ばされたのかについてですが、
王族たちがあのモンスターたちを征伐するために次元を超えていたことが原因らしい。

王族の血が流れている姫さまも偶然その場にいたため、周囲の土地ごと変な次元に巻き込まれた・・・というのが今回の見解だ。

 

以前カティアさんは「王位継承権争いで、あまり王族にふさわしくない行為をしたものにはペナルティを与えることがある」と語っていた。(第5話)


もしかしたら彼らモンスター達も、王位を狙う一味だったのかもしれませんな。

 


元の世界に戻れたからまだいいものの、
何の関係のない人間サイドにとってはなんとも迷惑な話である。

これじゃただ単に、マイシェルター男と悪魔ババアといった近所のやっかいさんがいなくなって、ちょっと近隣が平和になっただけだぞ。

 


ラストでヒロくんが言っていた「鎌倉の大仏の頭を見た」発言は今後の伏線なのか、
もしくは某有名映画(ネタバレ注意)のラストのオマージュと解釈すればいいのか、どちらともとれる発言である。


前述の「霧の中にスーパーマーケットがあったくだり」は、
映画「ミスト」を思い出す流れだったので、もしかしたら後者なのかもしれない。

 

でも今後の思いつき次第で、これが伏線になる予感もするので、とりあえず記憶にはとどめておきましょう。

 

 

そんなわけで感想は以上。
次号の少年シリウス12月号は10月26日(金曜日)発売です。お楽しみに。

新装版「愛・・・しりそめし頃に・・・」の第3巻と第4巻が発売されています。

 

 

こんばんわ。

 

 

 

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10月30日(火曜日)に、新装版「愛・・・しりそめし頃に・・・」の第3巻と第4巻が発売されました。

だいぶ記事にするのが遅れましたが、いちおう購入報告ってことで。

 

 

 

第3巻では、世界旅行に行っていた石ノ森氏がトキワ荘に帰ってきたところからはじまり、

 

こじき王子」の原稿料で8ミリを買ったりとか、「わが名はXくん」の連載が始まったりとか、

漫画家をやめようとしていた赤塚氏がテラさんからお金を貸してもらったりとか、

その赤塚氏が「ナマちゃん」の連載を始めて人気が出たりとか、

みんなでおとぎプロに行ったりとか、「シルバークロス」の連載が始まったりとかがあって、

 

テラさんが結婚してトキワ荘を去ったところで、第4巻は終わりとなります。(ざっくりとした内容紹介)

 

 

 

この頃は、例の原稿落とし事件で干されていた満賀に仕事が戻り始めた時期であり、

トキワ荘の中でも、激動といっていいほどの出来事が続いていました。

 

とくに、作中に出てくる「わが名はXくん」は、

今年に入ってから単行本が発売されたばっかりなので、じつにタイムリーな話題ですなあ。

 

 

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あと、旧単行本を読んでいた時はそんなに気にならなかったのですが、

この作品は「過去にこんなことがありましたよ」と振り返るくだりが、かなり多い。

 

 

まあ、これに関しては、

「愛・・・しりそめし頃に・・・」をこの回から初めて読みますという読者の方に対する藤子A先生の配慮だと思うのですが、

「デビュー間もないころ、富山に帰省した時に気が緩んで原稿をすべて落としてしまった」という回想が3回も出てきたのには、さすがにもうええわとなってしまった。

 

 

でもそれくらい、あの事件は藤子A先生のまんが道において、重大な出来事かつ反省すべきことだったんでしょうなあ。

 

たしかこの後、少年サンデーで「海の王子」の連載を依頼された時にも同じ回想が出てきてたハズですし。

 

 

 

 

そんなわけで、新装版「愛・・・しりそめし頃に・・・」のラストとなる第5巻・第6巻は、今月30日発売です。

ああ、新装版シリーズがもうすぐ終わってしまう!