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新装版「新オバケのQ太郎」第3巻が発売されました。あらたな新装版シリーズの発売も明らかに!

 

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ちょっと遅くなりましたが、

6月28日(木曜日)に、新装版「新オバケのQ太郎第3巻が発売されました。

表紙にうつっている電車は、オバ急・・・いや、小田急の車両でしょうかね。

 

 

 

第3巻では、「秘密日記」から「Qちゃんは名探偵」までの全17編を収録。

 

今回収録された作品の中では、「恐怖のオンボロカー」がお気に入り。

だいぶ前に都内で開かれた某上映会でこの回のアニメ版を見たことがあり、それが強く印象に残っています。

Qちゃんとヒョーロクさんが、運転中に巻き起こす数々のカーアクション?は見ものである。

 

それにしても、ヒョーロクさんはあんなオンボロカーでよく車検をクリアできたもんだよなーと不思議に思う。

もしかして・・・無許可・・・!?

 

 

 

 

www.shogakukan.co.jp

 

そして、来月7月27日の「新オバケのQ太郎」第4巻の発売と同じ日に、

新装版「21エモン第1巻も、同時発売されることも明らかになりました。

新装版公式サイトも、近未来を思わせるデザインでじつにカッコいいぞ!

 

 

原作の21エモンはまさに今年、2018年が舞台となっているので、新装版を出すにはピッタリのタイミングですね。

さらに今年は、21エモン誕生50周年のメモリアルイヤーでもあるので、お祝いの意味も込めて全巻購入いたしましょう。

 

 

 

 

オバケのQ太郎」からはじまった新装版シリーズも、

ほとんどの作品が新装版化されてしまったことで、だいぶ弾数が少なくなってきたように感じる。

21エモン」の新装版が終わったら、あとは「バケルくん」や「海の王子」「みきおとミキオ」くらいしか新装版にできそうなやつが残っていないのでは。

 

 

これでもしも、小学館「新装版ドラえもん(全45巻)」みたいなのを発売してきたら、自分たちはいったいどうすればいいんだろうか?

 

 

ドラえもんの単行本はもう持ってるから買う必要はないことはわかりきってるけど、

こんなブログをやっている以上は、あえてアホウになって買わないといけないんじゃないかという葛藤も多少はある。

でも、新装版でもセリフが言葉狩りされてるだろうから、そんなに欲しくはないんだよなあ・・・。

 

 

買うかどうかについては、実際にそんなのが発売されちゃったときに改めて考えてみたいと思います。以上。

 

 

新オバケのQ太郎 3 (3) (てんとう虫コミックス)
 

 

【ドラえもん本レビューその145】フィルムコミック 映画ドラえもん「新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ天使たち~」

 

www.sponichi.co.jp

 

というわけで、

きょう7月6日の放送から、野原しんのすけの声優さんが矢島晶子さんから小林由美子さんに変わります。

 

ドラえもんと全く関係のない話題かもしれませんが、

長いことドラえもんと一緒に金曜7時台に放送してきたアニメ仲間の出来事として、今日だけはちょっと多めに見てください。

 

 

そんなわけで、今日は新しく野原しんのすけ役を演じる小林由美子さんに関連した本を紹介するぞ!

それがこちら。

 

 

 

フィルムコミック 映画ドラえもん「新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ天使たち~」

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出版社:小学館
初版発行日:2011年8月2日
価格:619円(税抜)
全146頁

 

 

 

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2011年に公開された「新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ天使たち~」のフィルムコミック。

まあ昔からよくある、アニメ映画の内容をそのままマンガにしたって感じのアレです。

 

ページ数の都合なのか、ザンダクロスがバレエを踊るシーンとか、

リルルがピッポに自分の星を分け与えるシーンとか、のび太くんがツンデレセリフを言うシーンなどが、

この本では、まるまるカットされちゃってるのが、ちょっと残念なところですかね。

 

 

 

 

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で、この「新鉄人兵団」に出てくるピッポ役を演じているのが小林由美子さん、というわけです。

 

他にも、小林由美子さんは「F組あいうえお!」も歌っているので、

この7月から藤子・F・不二雄ミュージアムのミニシアターで流れる「F組あいうえお」はすべて野原しんのすけが歌っているということにもなります。

想像したら、なんだかおもしろいぞ。

 

 

 

以下、クレしん実況で使えそうな画像をいくつか。

 

 

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そういえば、この映画に出ていたリルルさんも今では鬼太郎になっていました。

育休、がんばってください。

 

 

 

藤子不二雄A『わが名はXくん』 60年の時を経て初単行本化!

 

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6月28日(木曜日)に、

藤子不二雄A先生の初期の作品「わが名はXくん」の第1巻が発売されました。

これから毎月1巻ずつ、全3巻の予定で刊行されます。

 

 

 

<ためし読み>

kc.kodansha.co.jp

 

 

 

「わが名はXくん」は、今からちょうど60年前の1958年に講談社学年誌で連載が始まった作品なのですが、

原稿紛失などの理由でこれまで単行本としてまとめられたことがなく、なんと今回が初の単行本化となります。

 

 

これまでは、「愛・・・しりそめし頃に・・・」で作品の内容をちょっとだけ知ることができたり、

唐沢なをき電脳なをさん」でわが名はXくんのパロディをやっていたことくらいしか作品の情報がなかったので、

今回、こうしてオリジナル版をまとめて読めるというのは、非常にうれしいことです。

 

 

 

で、まあ、さっそく第1巻を読んでみたわけですが、

藤子A先生の絵のタッチが現在の作風を確立する前の、手塚治虫先生を強く意識していた頃のものなので、読んでいて実にほほえましいです。

「わが名はXくん」を描いたのが24歳の頃らしいので、その若さで60年前にこれほどの作品を描いていたってのは、本当にすごいですわ。

当時の子供たちにもこの作品がたいへん人気だったというのも、うなづけます。

 

 

あと60年前の漫画というだけあって、

セリフの中に「スイバク」とか「ゲンバク」などといった不穏なワードが出てくるのも、時代を感じさせる。

「小さくても強いもの」の例えとして、当時阪神タイガースで活躍していた吉田義男が例に挙げられているのも、昭和30年代っぽくていい

まあ、昭和30年代に自分は生まれてないので、あくまでも想像の話ですが・・・。

 

 

 

さらに単行本の巻末には全3回にわたって、藤子不二雄A先生のロングインタビューが収録されていたりもするので、まさに必見の一冊。

この手の単行本はちょっとしたらすぐにプレミアがついてしまうので、定価で買えるうちに買っておくのがクレバーな生き方だ!

さあ、今すぐ本屋さんへ走ろう!!

 

 

 

・・・と、言いたいところなんですが、

 

この本は税抜きで3500円と結構お高めな値段をしており、「誰でも買える!」といえるような価格じゃないところが多少のネックとして存在する。

 

それに、何度も言ってますが「わが名はXくん」は60年前の作品なので、今の漫画とくらべて読んでみると、

それなりにアラが目立ってしまうのも、ちょっとした難点だ。

あと、この本はそこそこ分厚いので、全3巻すべて買う場合は本棚の空きスペースとも相談する必要も出てくるぞ。

 

 

つまり、今回発売された「わが名はXくん」はそこそこマニアックな藤子不二雄ファン向けの本だと思うので、

藤子不二雄A先生の作品を読んでみたいけど、どれから手をつければいいですか?」みたいな人が買うには、あんまりおススメできない本かもしれません。

 

 

それでもこの本を買って読んでみたいって人は、

同日に電子書籍版も発売されているので、そっちを買ってみるのもひとつの手かと。

わが名はXくん(1)

わが名はXくん(1)

 

 

 

なんかネガティブな意見ばっかり述べてしまった気もしますが、

 

長年、幻の傑作といわれていた「わが名はXくん」の単行本を講談社が出してくれたということ自体は、非常にありがたいことです。

昔の単行本化されてない作品は、国会図書館に行ったり古書店を探したりしないと読めなかったりしますからね。

ホント、講談社には感謝しかありません。

 

 

そして、今回の「わが名はXくん」の単行本化がうまくいったら、

「サンスケ(完全版)」や「はりきり首相」の単行本化なんかも、続けてやっていただきたいところです。

 

わが名はXくんを買った藤子ファンなら、これらの単行本も絶対買うと思うので、実現してくれれば嬉しいんですけどねえ・・・。

 

 

 

そんなわけで、次の「わが名はXくん」第2巻は、7月26日発売予定です。

買い逃し、本屋さんでの予約注文し忘れのございませんように・・・。

 

 

わが名はXくん(1) (KCデラックス)

わが名はXくん(1) (KCデラックス)