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勝手に決定!「この藤子不二雄パロディがすごい!2017」を発表します。(第3夜「ドラえもん以外」編)

 

この1年で集めに集めた他の漫画作品の藤子パロディを一気に放出する企画「この藤子不二雄パロディがすごい!」第3夜のスタートです!

 

第3夜はドラえもん以外の藤子F作品のパロディを表彰するドラえもん以外」部門!!(しっくりくるタイトルが思いつかなかったので、こういう名前になりました。)

パーマンとかエスパー魔美とかウメ星デンカとか21エモンとか、あそこらへんの作品のパロディをしてくれた作品に贈る賞です。

 

 

というわけで、

まずはヤングキング連載中の「TRIBAL トライバル」より。

エスパー魔美でおなじみの佐倉魔美さんが出てきたと思ったら・・・・。

 

 

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なんかよく似た名前の人だったという話からしましょう。

何でこんな有名漫画作品のヒロインとほぼ一緒の名前付けちゃったんだろう?

謎だ。

 

 

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ちなみにヤングキング世界での佐倉真実さんは陸上をやっているそうです。(どうでもいい情報)

 

 

まあ、こんな感じで始まりましたが、今年は残念なことにドラえもん以外の藤子F作品パロディが不作の年でありました。

 

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ここ1年の間でいろいろ探してみたけど、結果としてはパーマンネタを2つ見つけられたくらい。

やっぱりドラえもんと比べてパロディしにくいんでしょうかねえ。

 

 

しかし、今年はさまざまな漫画作品で印象に残る「キテレツ大百科」パロディが多く見受けられました。

ちょっと紹介していきましょう。

 

まず、今年一番キレのあるキテレツ大百科パロディを見せてくれたのはこの作品!

 

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少年チャンピオン「サウエとラップ~自由形~」に出ていた、俺たちの源三さんだ!

 

源三さんは魯良(ロヨシ)の近所に住んでいる引きこもりのお兄さんとしてこの漫画に登場したのですが、その後は真面目に社会復帰。

不良相手にラップバトルして十字架に磔にされたり、牧場でバイトしたりとか色々やってるうちに、

 

 

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何やかんやで美人の彼女をゲットすることができました。やったね!

 

本家の勉三さんも本編の途中から彼女をゲットしていたので、

その設定を知っていた上でこの漫画に流用したとするならば、けっこう藤子パロディのマニアック度は高いですよ。

 

あと、この漫画の第2巻がいつまで経っても秋田書店から発売される気配がないので何とかしてください。(本文と一切関係のない私信)

 

 

さらに!

グランドジャンプPREMIUM「ヒーローめし」では、「お料理行進曲」の歌詞が作中で引用されているのを発見!

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この回の内容をざっくりと言っちゃえば、

キテレツ大百科のOP「お料理行進曲」を歌いながら兄弟でコロッケを作ろうというお話です。

 

 

そして、この話一番の見どころ!

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この世に産まれてから、ずっとキテレツのことを黄色いロボットの名前だと勘違いし続けていた兄貴のリアクションだ!

それはコロ助です。

 

 

しかも、この「お料理行進曲」。

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「ヒーローめし」が雑誌に載る数週間前のモーニングの読み切りでもこの歌の歌詞が使われているという謎のシンクロも起きていた。

 

つまり、今年は「お料理行進曲の歌詞を引用した漫画」が2本もあったわけですね。

個人的には非常にめずらしい出来事と思うのですが、みなさんはどう思いますかね?

どうでもいいですか?

 

 

でも、そんな奇跡的な出来事があったとしても、個人的に今回の賞を与えたいのはこの作品!

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ウルトラジャンプ連載「惰性67パーセント」の!

 

 

「アイテムを取り出す時の動作」が!

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ドラえもんじゃなくて何故かキテレツのパロディだったところに、賞を与えたいと思います。

あえてドラえもんをパロディせずにキテレツを選ぶというチョイスに、おもわず心を掴まれてしまいました。

あと、アイテムの名前表記を四角で囲んであるところがいい。

 

やっぱり、こういういいところを突いた藤子不二雄パロディは素晴らしい。

これからもこんな細かいパロディが増えると嬉しいですね・・・という思いも込めつつ勝手に賞を授与します。おめでとうございました。

 

 

はい、そんなわけで第3夜も無事終わりました。

あとは明日の最終夜「藤子F・藤子A共著作品部門」「藤子A作品部門」の発表を残すのみです。

お楽しみに!!

 

 

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す・・・SF(すこしふしぎ)どころか・・・

SF(すっごくふしぎ)!!!

だったァァ!!

 

 

 

「のび太の宝島」の前売券を買いました。

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映画「のび太の宝島」の前売り券を買ってきました。

ちゃんと買ってきた証拠に前売特典も写真に映ってますね。

 

 

 

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今年の前売特典は「キラッとピカッと!お宝ドラ」

 

 

 

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「キラッとピカッと!お宝ドラ」の特徴はとにかく光るということ!

 

 

 

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光る!とにかく光る!

 

 

でも、画像じゃお宝ドラの光り具合がわかんないと思うので普通に動画にしてみました。

 

ただドラえもんが点滅する様子を撮影しただけなので、何も面白くないです。

「これくらい光るんだよ」という以外の情報以外のすべてをそぎ落とした非常にスタイリッシュな動画となっております。

 

 

あと、暇だったのでこれと全く同じ内容の動画をニコニコ動画にもあげてみました。

 

www.nicovideo.jp再生数、伸びるといいな~。

 

 

とりあえず、前売り券買ったよという報告のための記事でした。

ありがとうございました。

 

 

 

勝手に決定!「この藤子不二雄パロディがすごい!2017」を発表します。(第2夜「ドラえもん(設定部門)」編)

 

 (曲:ドラえもんのうた)

空を自由に~♪ 飛びたいな~♪

 

 

ハイ!

 

 

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(このくだり終了)

 

 

というわけで、ここ1年で見つけることの出来た様々な漫画の藤子パロディを勝手に表彰する企画「この藤子不二雄パロディがすごい!」。

第2夜は、ドラえもん(設定部門)」の発表です。

ドラえもんに関係したワード、世界観などを最も面白くパロディ・言及した漫画作品に与えられる賞でございます。

 

 

まず、この部門で今年一番のトピックスといえば、

少年ジャンプのDr.STONE」がドラえもんの名前を出したということです。

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本家「このマンガがすごい!2018」にもランクインした人気作品でこうしてドラえもんの名前を出してもらえるのは、藤子ファンとして素直に嬉しいです。

ただ、これ以降本編でドラえもんに触れることがなくなってしまったのが少し残念。

今後の展開とドラえもんへの新たな言及に期待しましょう。

 

 

 

そして、佐藤秀峰「Stand by me 描クえもん」の単行本発売もドラえもんパロディ界における今年の大きな話題のひとつ!

 Stand by me 描クえもん 1 (SPコミックス)

タイトル自体が「STAND BY ME ドラえもん」のパロディであり、ドラえもん的なポジションのおっさんも出てくるけど、

内容自体は漫画業界のドロドロを描いた純粋かつ混沌としたドラえもんパロディ作品!

ときどき思い出したかのように「描男のくせになまいきだぞ」「オレ達は描男くんの奴隷じゃねーっつーの」といったセリフも飛び出してくるので、作者もそういう認識でやってるはずだ!

 

でも、そんな暗い感じの漫画を描いているのに、

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作中に出てくる雑誌の中でちゃっかり自分の漫画を巻頭カラーにしちゃってるところは結構好きです。

佐藤秀峰先生もお茶目ですねえ。

 

 

 

そして、この「ドラえもん(設定部門)」は、

本家「このマンガがすごい!」にもランクインしているorランクインしそうな話題作も数多くエントリーしているのも見どころです。

 

 

まずは昨年の「このマンガがすごい!」でオトコ編1位を受賞した「中間管理職トネガワ」より!

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ドラえもん・・・!」と泣きじゃくる黒服!

このコマだけ切り取られて、どういう状況なのか理解できる者は手を挙げろ!

 

 

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状況はよくわからないけど、混沌とする酒席!

 

 

 

さらに、この秋から少年チャンピオンに移籍連載&アニメ化も決定した魔法少女サイトでも!

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ほんわかぱっぱー。やった!ドラえもんネタだ!

 

 

 

さらにさらに、ゆうきゆう「マンガでわかる診療内科」でもドラえもんネタ!

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「ストレスは悪いことばっかりじゃないよ」みたいなこと言ってる最中で!

 

 

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(拡大中・・・。)

 

 

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パロディ元を超越するポケットが爆誕していた!

残りの1次元はどっから持ってきたのかは一切不明!!

 

 

 

さらに、サンデーSに載った「魔王城でおやすみ」「古見さんは、コミュ症です。」のコラボ漫画にて!

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どこかで見たことのある次元トンネルは、古見さんの机の引き出しに繋がっていた!

 

 

そして・・・。

 

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ショウガクカーン(引き出しから出てくる時の音)

そりゃ、古見さんもそういう反応になりますよね。

 

 

 

そういえば上の文章書いてて思い出しましたが、昨日も言ったように「ドラえもんパロディ」には様々なパターンがあります。

というわけで、まずはこちらをご覧ください。

 

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はい。

いま見てもらったのは、「どっかで見たことのある時空間パロディ」の数々でした。

今年は何かいっぱい発見することができました。

 

 

 

さらによく見かけるのが、「たとえツッコミ」の一環でドラえもんの名前を出すパターンです。

これはちょっとツッコんでいる内容を比較してみると面白いので、今年見つけたやつ全部を紹介したいと思います。

 

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柊様は自分を探している。」のツッコミ。アイツ呼ばわり。

 

 

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青春兵器ナンバーワン」より。大長編ドラえもんツッコミ。

 

 

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「手裏剣トンマ」のたとえツッコミ。ポケットから物をいっぱい出す人に対して。

 

 

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てーきゅう」のたとえツッコミ。ポケットからウコンを出した人に対して。

 

 

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川柳少女」より。テンパってる人に対して。

 

 

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もう一丁「青春兵器ナンバーワン」より。ミニドラってそういう存在だったの?

 

 

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「MASTER&D」より。寝つきのいい人に対してのツッコミ。

 

 

さらに、ひみつ道具の名前を出してツッコむパターンも。

 

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「なんと!でんぢゃらすじーさん」より。四次元ポケット。

 

 

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涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」より。雑な宣言、雑な水着回、そしても〇もボックス。

 

 

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厳密に言えばツッコミではないけど、

王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」では、どくさいスイッチも。

 手書きで「どくさいスイッチ」って書いてあるのが、なんかジワジワきますね。

 

 

そして今年は、「どこでもドア」に言及する漫画も多かった!

 

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ワカコ酒」でワカコさんがどこでもドアで博多まで行ったのを皮切りに、

 

 

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少年シリウス「アヴァルト」でど〇でもドア発言があったり、

 

 

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週刊少年マガジン「楽々神話」の「どこにでも行けるドア」発言。

 

 

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週刊少年マガジン「彼女、お借りします。」で「どこでも〇ア」発言。

 

 

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週刊少年マガジン「血戦の九遠」で「どこでもドア」発言があったりしました。 

 

とりあえず思うのは、講談社作品が多すぎる。

今年はどこでもドア関連で講談社になにかあったのだろうか?

 

 

 

そんなこんなでいろんなパロディが出揃いましたが、

激戦の「ドラえもん(設定部門)」を制したのは、この作品!

 

 

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今年のドラえもん(設定部門)」道満清明「バビロンまでは何光年?」が受賞しました。

おめでとうございます!

 

 

ヤングチャンピオン烈」連載のこの作品。

まだ単行本は出ていないのですが、とにかく藤子パロディのマニアックさが群を抜いていたのが授賞理由です。

 新連載の宣伝からも、明らかに藤子作品を意識しているのがわかりますし、

 

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何の脈絡もなく、こういうネタをぶっこんでくれるのがいい。

 

 

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この「ガルタイト」ってのも、おそらくのび太の宇宙開拓史」に出てきたあの鉱石のことなんでしょうね。

 

今の商業誌で、ドラえもんにある程度詳しくないとわからないネタを突っ込んでくれる作品はなかなか貴重です。

これからの期待も込めて、勝手に賞を送らせていただきます。おめでとうございます。

 

 

というわけで、第2夜もこれにて終了!

明日はドラえもん以外の藤子F作品パロディ」を語りたいと思います。

それではみなさん、また明日もお会いしましょう!

 

 

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そしてこれが、「なんだかよくわからない空き地」の画像です。

 

 

http://3.bp.blogspot.com/-Peo7_ElXhxU/VD3R2oUl25I/AAAAAAAAoJ4/j5QFdoEKTD8/s800/akichi.png

そしてそして、こちらはいらすとやの「空き地」のイラストです。

どっかで見たことあるような・・・。

 

 

よりぬき水爆さん (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

よりぬき水爆さん (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

 

 

勝手に決定!「この藤子不二雄パロディがすごい!2017」を発表します。(第1夜「ドラえもん(キャラクター部門)」編)

年末恒例!

このマンガがすごい!2018」が今年も発売されました。

このマンガがすごい! 2018

このマンガがすごい! 2018

 

 

この本には、今年はこれを読んでおけば間違いなしな人気漫画がたくさん載っているわけですが、

自分が思うに、本当にすごい漫画ってのは、

こういう人気作品たちにパロディとして使われる作品こそが一番すごいと思うんです。

 

パロディを描く人も読む人もみんなが知っているような作品だからこそ、パロディとして面白いと通用するわけですからね。

日本全国に住んでいる老若男女みんなが存在を知ってるような漫画作品。これってすごくないですか?

 

 

というわけで、

我がブログでも、この1年さまざまな漫画作品から見つけた藤子パロディのみを評価する企画

「この藤子不二雄パロディがすごい!」今日から全4夜にわたってやりたいと思います。

 

まあ、去年も同じ時期に似たような感じでやってたやつです。

 ・勝手に決定!「この藤子作品と関係ないのに藤子ネタが出てくるマンガがすごい!2016」を発表します。(その1)

 ・勝手に決定!「この藤子作品と関係ないのに藤子ネタが出てくるマンガがすごい!2016」を発表します。(その2)

 

 

ルールとしては、

去年12月10日~今年12月8日までに発売された雑誌・単行本の中で藤子不二雄作品への言及・パロディがあった漫画作品*1すべてが対象!

ただし、自分が発見できた範囲までなのであしからず。

 

ドラえもん(キャラクター部門)」ドラえもん(設定部門)」ドラえもん以外」「藤子F・藤子A共著作品部門」「藤子A作品部門」の5つの賞にわけ、

藤子不二雄作品とまったく関係ないのに藤子不二雄パロディをおこなった漫画作品を独断と偏見でたたえつつ、

「この1年間に藤子作品をパロディした漫画はこんなにあったんだぞ~」ということを世間に知らしめようという目的のもとに行われる、非常に素晴らしい企画です。

 

 

なお、ちょっと賞が細分化しているのは、昨年やった時に賞の全てがドラえもん関連のパロディで埋まってしまったからです。

ドラえもんのパロディをする漫画作品、ほんと多いんですよ。

そんなわけで今回は、藤子不二雄パロディの比率にあわせて改めて賞を制定し直しました。

 

 

というわけで、第1夜となる本日はドラえもん(キャラクター部門)」の発表から行いたいと思います。

ドラえもんのキャラを出してパロディを行った作品に贈る、非常に素晴らしい賞であります。

 

 

 

まず、2017年最初にこの部門のノミネートに名乗りを上げたのは、ご存知「イソベやん」!!

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現在のドラえもんパロディ漫画界の最先端といえる作品が新年早々スピリッツの巻頭を飾り、存在感をアピール!

 

 

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ウオー!!

 

 

しかし、そうはいかないと新進気鋭の作品も殴り込み!

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天下の少年ジャンプから、第92回手塚賞準入選受賞作「Whim(ウィム)」がド直球のドラ〇もんパロディで対抗だ!

さりげなくドラえもん豆知識も加えるなど、テクニックの細かさも見せた!

 

 

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さらに、今年完結を迎えた「左門くんはサモナー」では「さようなら、ドラえもん」のパロディを披露!

何気に少年ジャンプで「さようなら、ドラえもん」パロディが載るのは、昨年の「磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ~」に続いて2年連続!

このまま前人未到3年連続パロディなるか!?

 

 

 

おっと、週刊少年漫画誌の王者・少年ジャンプが出るなら、

麻雀漫画雑誌の王者・近代麻雀も黙ってはいられない!

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谷和也「はっくんが藤子作品でパロディしたら一番怒られそうなキャラのパロディに手を出した!

しかも、この回が「アカギ」の鷲巣麻雀決着と同じ号に載ったという奇跡!

世間からの注目が一番集まるであろう号にドラえもんパロディを載せるという蛮勇に、キャラクター部門受賞への意気込みを見た!

 

 

今年は映画化も決まった注目作「干支天使チアラット」からもドラえもんネタが登場!

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空き地でリサイタルからの~!

 

 

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レミえもん。(上の画像は作者さんからもらいました)

数あるドラえもんの場面の中から、ネット上で一度は見たことのあるこの顔をパロディするところにセンスを感じる!

 

 

 

漫画の映画化作品つながりで、昨年アニメ映画で注目を浴びたこの作品もエントリー!

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こうの史代この世界の片隅にが!!

 

 

 

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はい。間違えました。正しくは漫画アクションに載っていたこの世界の片隅に」の感想を藤子タッチで描いた田中圭一作品の誤りでした。

みんな映画を見て感じたことをエッセイ方式で漫画にしてたのに、ひとりだけパロディ漫画を描いていた田中圭一先生はやっぱりすごい!

詳しい内容は「この世界の片隅に」のファンブックで見れるので、要チェックだ!

 

 

さらに漫画アクションつながりで、岡田索雲「マザリアン」ドラえもんパロディも印象深かった!

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渋谷のハロウィンを描いた様子の中にドラえもんメンバー!

実際の渋谷のハロウィンでもドラえもんのコスプレをしていた人は結構いたので、リアルな描写だと言える!

そんなドラえもんパロディもあったこの漫画。けっこう好きだったのですが、今年で連載が終わってしまいました。うーん残念。

 

 

 

で、今年で連載が終わった作品といえば、

To LOVEる -とらぶる- ダークネスもそのひとつ。

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絶世の美女2名からの求愛を受ける結城リト君!

さあ、きみがリト君だったらどっちの女の子を選ぶ!?

 

 

 

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新たな恋のライバル登場で波乱の予感!?

この新ヒロインとリト君の恋の行方は、単行本最終18巻で確かめよう!

 

 

 

さて、こうしてドラえもんパロディを集めていますと、

漫画界における「パロディの傾向」というものが見えてきたりするものです。

 

たとえば、こちら。

 

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「手シリーズ」です。(何か道具を出す時にドラえもんの手っぽくなる)

 

 

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こういうやつとか、

 

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こういうやつです。

 

このシリーズは他にも探せばありそうなので、来年以降も探していこうと思います。

 

 

そして、手シリーズと同じくらい多く確認されたのがこちら!

 

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壮絶!ラフ絵シリーズ!

なんかラフっぽい感じで描かれたドラえもんが今年は数多くの漫画作品に登場していた!

 

例に挙げるとすると、

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こういうのとか、

 

 

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こういうのとか、

 

 

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こういうの(ドラえもんどこにいるのかわからない人向け画像)とか、

 

 

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こういうのとかです。

これも今年いっぱい見かけました。やっぱりドラえもんは描きやすいですからね。



あとはドラえもんっぽいやつシリーズ」なんてのもあります。

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こういうのとか、

 

 

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こういうキャラとか、

 

 

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こういうのとか、

 

 

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こういうのとか、

 

 

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こういうくまえもんとかです。

もはやドラえもんと全く関係ないところがいい。

 

 

そんな、さまざまなドラえもんパロディを押し切り、

みごと今年の「ドラえもん(キャラクター部門)」を勝ち取ったのは~!

 

 

 

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作中でジャイアンっぽいキャラを出してきた古川一・白戸悠介「虚ろう君と」です!

ドラえもん(キャラクター部門)」受賞おめでとうございます!

勝手に賞を送らさせていただきます。

 

 

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まあ、このジャイアンっぽいキャラ(仮称:G君)は、

人間に害を及ぼす「虚人」の例えとして作中に登場したわけなのですが、

 

 

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その例えのシーンにて、G君が周囲から集団無視にあい、

最終的に心を病んで学校に来なくなるまでの壮絶なドキュメントが描かれていた。

 

 

今回「虚ろう君と」がこの部門を受賞できた理由としては、

ただ単純に、モノの例えに藤子キャラを使ったのにあまりにも扱いが悪かったところです。

普通にひどいと思う。

藤子プロは恐らく気づいてないだろうけど、もしも見つかったら怒られるとかそんなレベルじゃすまないことになりそうな気がする。

 

 

 ちなみに、

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12月8日に発売されたばっかりの電子書籍版でもこのくだりはいっさい修正されずに収録されていました。

この記事を読んでいる人たち、このことは藤子プロにはないしょだ!

 

 

はい、そんなわけで第1夜は以上となります。

初日だけでも22作品が登場という、かなりのボリュームになってしまいましたが、

これが今年だけでもドラえもんパロディ(しかも、キャラクターだけ)はこれだけあったんだぞという、何よりの証拠です。

明日はどんなパロディが出てくるのか? 期待していてください。

 

さあ、明日も頑張るぞ~~~!!!

 

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がんばります。

 

虚ろう君と 1 (少年チャンピオン・コミックス)

虚ろう君と 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 
[まとめ買い] 虚ろう君と

[まとめ買い] 虚ろう君と

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:「野球の星メットマン」「銀十字」「VRドラえもん体験漫画」など、藤子プロが認知してそうな作品は除外