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今日3月10日は藤子不二雄Ⓐ先生の83歳のお誕生日です。おめでとうございます!

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本日3月10日は藤子不二雄Ⓐ先生の83回目のお誕生日です。本当におめでとうございます!

(参考:藤子不二雄A - Wikipedia

 

 

近年は「PARマンの情熱的な日々」の連載を休まれたりなど、いろいろ体調面で心配なことも多かったりしたのですが、

昨年末に入ってからは再び姿を現すことも増え、つい先日の「まんが道大解剖」発売記念トークショーでも元気な姿を見せられていたご様子。お元気そうでなによりです。

あと1カ月ほどで「笑ゥせぇるすまんNEW」のアニメ放映もスタートしますし、これからもA先生のご健康とご活躍の程をお祈りしております。

この前の「ネオ・ユートピア上映会」でも藤子A先生へのお誕生日メッセージも書いたので、無事に藤子A先生の手元へ届けば嬉しいです。

 

 

というわけで、せっかくの藤子A先生の誕生日ですし、ここからは最近「パラソルヘンべえ」の単行本を買ったという他愛もない話をします。

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中野ま○だらけで買ったもの。初版だったからか2500円もしたぞ!

 

自分は書籍として手元に置いておきたかったので買っただけですが、ただ単純にこの漫画を読みたいって人は、普通に電子書籍で読んだ方が値段も安いし手っ取り早いと思います。

ちゅうか、いくら藤子作品でもこれが2500円って高すぎないかね? ま○だらけに文句言うのもアレだが、もうちょっと安く買えると思ってたぞ。

まあ、もう買っちゃったんだし今更こんなこと言っててもしょうがないか。

 

 

 

さて、アニメでもお馴染みの「パラソルヘンべえ」は1989年に講談社の「ヒーローマガジン」という漫画雑誌で連載が始まりました。

藤子不二雄A先生の作品の歴史で言うと、おそらく映画「少年時代」の製作を始めた頃ぐらいでしょう。

なので、この漫画の主人公である内木メゲルくんの部屋にも映画「少年時代」のポスターが貼ってあったりします。

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なかなかに渋い好みを持つ小学生だ。

自分も藤子A先生ファンですが、「少年時代」のポスターが手に入ったとしても、部屋に飾るかどうかはかなり悩むと思う。

でも、壁に貼ったら紫外線で劣化しちゃいそうだから、やっぱり押入れに永久保存のコースを選びそうだ。

 

 

で、「パラソルヘンべえ」の内容自体は、簡単に言ってしまえば「マボロシ変太夫」を子ども向けにしたような感じの作品です。途中ではトリ犬っぽい動物も出てくる。

こういう90年代入ってからの藤子A先生の描く子ども向け作品ってのもなかなか貴重ですな。他にも「プリンスデモキン」とかあるけど。

 

 

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しかし、そんな子ども向け作品でも我慢できなくなって結局ゴルフさせちゃう藤子A先生はやっぱりすごい。

 

ちなみにこのお話は最終回3話前のお話。もう漫画も終わっちゃうから好きなこと描きたくなったんでしょうなあ。

掲載誌であるヒーローマガジンの休刊に伴い、この漫画も終わってしまいました。

この前神保町の某古書店に行ったら講談社ヒーローマガジン全号揃いセット(価格:3万円)」なるものが売ってたけど、買っとけばよかったかな?

 

 

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ちなみに、冒頭の藤子Ⓐ先生の画像はコミックスの著者近影から。

カワイイんだかカワイくないんだか、微妙に判断に困る安孫子ヘンべえが読者を迎えてくれるぞ!

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週の週刊少年サンデー「サンデー非科学研究所」はドラえもんVR特集でした。

週刊少年サンデーの巻末に掲載されている横山裕二先生の「サンデー非科学研究所」。

今週はいま話題の「ドラえもんVR」についての特集でした。

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この漫画は、作者の横山裕二先生が「南極に行きたい」という夢を持っていることから、過去にも何回か南極に関する企画をやっていたりしましたが、

それがまさか今年公開のドラえもん映画「のび太の南極カチコチ大冒険に繋げるための伏線だったとは思いもしませんでしたよ!ええ!(多分ちがう)

 

 

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というわけで、横山先生もドラえもんVRでの南極の世界を体験することに。

行き先が本物の南極では無かったことに当初は不満を漏らしていた横山先生でしたが、VR体験後は一転してドラえもんVRの面白さを力説!

「これは是非体験してもらいたいですね!!」と太鼓判を押しておりました。

 

この漫画のもっと詳しい内容を知りたい方は、現在発売中の「週刊少年サンデー」でご確認ください。

 それにしても、ちょっと前にスピリッツのほうでも「ドラえもんVR」体験漫画が載っておりましたが、もしかしてこの漫画と同じ日に行われたのだろうか? 気になる。

 

「まんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」の副読本!「まんが道大解剖」を読みました。

3月3日(金曜日)に「まんが道大解剖」という本が発売されました。f:id:genshiohajiki:20170308004353j:plain

表紙を見ればわかるようにまんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」を特集したムック本ですが、その内容の充実度がとにかくスゴカッタ!

 

巻頭の表紙絵ギャラリーから始まり、

藤子不二雄Ⓐ先生を始めとする当時の関係者の方々のインタビューや貴重資料の掲載など、「まんが道」読者なら確実にテンションの上がりそうな特集が盛りだくさん。

あと、取り壊される直前のトキワ荘の実際の写真なんかもあったりと資料的価値も十分にあり。

他にも、吉行淳之介氏と三浦朱門氏のまんが道」解説再録や、「トリビュートまんが道という企画では、星野泰視井上三太松田奈緒子・西村ツチカ・川島よしおらのトリビュートイラストも掲載されています。

 

 

本の後半には漫画少年の歴史」トキワ荘の住人の歴史」のコラムなどもあったりと、本当に読んでいて勉強になる一冊です。

「読んでいて勉強になる」といった意味では、この本は「まんが道の副読本」というよりも「まんが道の教科書」と言ったほうがふさわしいのかもしれません。言いすぎかな?

でも、実際この本読んでもう1回「まんが道」を読み返したくなりましたもん。

 

 

もちろん、ムック本としてまんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」の完全ストーリーガイド詳細なキャラクター紹介などもあるので、

あまり「まんが道」を知らないという方でも楽しめる「まんが道」入門ガイド的役割も果たしているぞ!

 

 

 

・・・大体言いたい事は済んだので、ここからはダラダラと読んだ感想を垂れ流そうと思います。

ちゃんと文章としてまとめようと思ったんですけど、途中で面倒くさくなっちゃいました。ゴメンナサイ。

 

 

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個人的には、まんが道を彩った心に残る名言集」のコーナーと、まんが道の舞台となっている1950年代の物価を解説したまんが道経済白書」のコーナーがお気に入りです。

前者はこういう名言を実生活やTwitter等でサッと言えたらカッコイイと思いますし、後者は普通に物語を理解する上での参考になりました。

昔の「フータくん」とかを読むと、当時の物価と今の物価が違っているせいでお話の流れがよく分からなくなる場面とかあったりするんですよねえ。

 

 

 

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藤子不二雄Ⓐ先生のロングインタビューも読み応え十分。「まんが道」はあくまでも漫画ですから、けっこう脚色も多い。

このインタビューでも、例の原稿落とし事件の際について「『ああ無情』の原稿を落とした時は、本当は悔しさよりも64ページ書かなくてよくなった喜びの方が強かった」という藤子Ⓐ先生の発言や、

まんが道」ではかなりの期間仕事を干されていたように描かれていたけど、

実は原稿落とした後も他の出版社が仕事を入れてきていたので、藤子Ⓐ先生の仕事が無かったのは実質半年くらいだったとか、

その仕事が無かった頃もトキワ荘のみんなでテニスや歌声喫茶で遊んでいたりしてそんなに落ち込むこともなかったなど、あの「まんが道」のシリアスな内容とのギャップに笑ってしまった。

でも、上京直後に上野駅でカメラ盗まれた事件はノンフィクションだったりするからすごい。あれこそ脚色だと思ってたら本当なんだもんなあ。

 

そして、これまで表に出てこなかった松野喜多枝さんのインタビューが載ってるってのも普通にすごい。

何故今までインタビューを断って来たのかなどの理由こそ書いてありませんでしたが、実のお姉さんという目線での貴重なお話をたくさん知ることが出来ました。

 

 

 

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あとまんが道電子書籍で読もう!」ってお知らせで思い出しましたが、「愛・・・しりそめし頃に・・・」ってもう絶版になっちゃったんですよね。確か。

だいぶ前に出た本ですし、これも時代の流れなのでしかたありませんが、やっぱり好きな作家さんの本は書籍として手元に置いておきたいと思っているので、残念というかなんというか。

もちろん電子書籍なら場所も取らないし、貴重な作品もすぐ読めるってメリットもあるんですけどね。

 

あと「時代の流れ」といえば、この前「のび太の新・日本誕生」を見ていたら「ニンテンドー3DSでまんがを描くことが出来るゲーム」なんてものが発売されている事を知ってビックリしました。まさに時代の流れ。

もしも今の時代に満賀や才野が産まれていたら、やっぱり3DSでまんがの練習をするシーンとかが挿入されていたのだろうか?

いや、今時なら作画作業用パソコンとかペンタブなんかを買いこむんだろうなあ、みたいなことを妄想してみたり。

でも、まんが道にパソコンとか出しちゃうと、それこそ「電脳なをさん」のまんが道パロディ回と変わらなくなってしまうな。

 

 

はい、ぐだぐだと書きましたが読んだ感想は以上です。とにかく素晴らしい一冊でした。

まんが道大解剖 (SAN-EI MOOK)

まんが道大解剖 (SAN-EI MOOK)

 

 

【ドラえもん本レビューその92】ドラえもんまんがセレクション アメトーーク!スペシャル

ドラえもんまんがセレクション アメトーーク!スペシャ

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発行日:2017年3月5日

出版社:小学館

価格:500円(税込)

全300頁

 

 

これまで「アメトーーク!」で放送されてきた「ドラえもん芸人企画」の総まとめ的一冊。

マイ・ファースト・ビッグでは珍しいB5版の平綴じ。週刊誌サイズです。

収録内容については全部書いてたら大変なので、公式サイトにあったやつを転載。けっこうあります。

ドラえもんまんがセレクション
バイバイン    8
ドラえもんだらけ    16
恋するドラえもん    32
ドラえもんに休日を!!  40 
ぼくの生まれた日    50 
無人島へ家出    60  
な、なんと!! のび太が百点とった!!    76
ねむりの天才のび太     86          
ポータブル国会     98
ドラえもん おもいでのアルバム   108
さようなら、ドラえもん    110
帰ってきたドラえもん     121
大氷山の小さな家     134
しずちゃんの心の秘密     146
めだちライトで人気者     156
しずちゃんさようなら     166
きこりの泉       179 
フィーバー!! ジャイアンF・C     186 
大人気! クリスチーネ先生       196
<特別収録> 映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険《ギャグ編》』 208
ウラオモテックス 217 
ラジコン大海戦  224 
進化退化放射線源  246
未知とのそうぐう機  256
のび太が消えちゃう?  268
<特別収録> ドラえもんがいなくなっちゃう!?   282

◆2007-2017ドラえもん芸人ドラトーーク!プレイバック 3
ドラえもん芸人最新回 4 
ドラえもん芸人第1回・第2回 6 
のび太ほっとけない芸人 295 
スネ夫にくめない芸人・ジャイアン心の友芸人 296
しずかちゃん大好き芸人・のび太のパパママ芸人  297

雨上がり決死隊からのメッセージ  30

ぼくドラえもん芸人   
有野晋哉(よゐこ)49 / 川島明(麒麟)75 / バカリズム120 / 
博多大吉(博多華丸・大吉)133 / 鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)178 / 
高橋茂雄(サバンナ)206 / 織田信成245

収録されているのは、全てこれまでの「ドラえもん芸人企画」で話題に上がったものばかり。

今年の映画公開に合わせ、「しずかちゃん大好き芸人」でピックアップされた「大氷山の小さな家」もセレクトされているのがいいですね。

 

 

 

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漫画の枠外には、ドラえもん本編のつっこみどころに触れる「ドラ芸人の声」という副音声的なお楽しみ要素もアリ。

一度見たお話でも、この副音声によって新たな面白シーンが見つかるかも?

 

 

 

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さらに、特別収録として千原ジュニア氏おすすめの幻の最終回ドラえもんがいなくなっちゃう!?」も掲載。

日本テレビドラえもんの最終回の元ネタになったお話でもあります。

これまでのMFBドラえもんでも載っていなかった回ですし、今読もうと思ったら藤子F 全集を買ったりしないと読めない作品ですので、この掲載は結構貴重ですよ。

 

 

 

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この本の資料的価値としては、これまで「アメトーーク!」で行われてきた「ドラえもん芸人企画」のおさらい記事が掲載されていたり、

ドラえもん芸人のリーダー・サバンナ高橋氏が協力しているという関係で、コロコロコミックにて連載中ののび太の南極カチコチ大冒険《ギャグ編》」が第1話から最新の第4話まで載っていたりするぞ。(第5話は今月発売のコロコロに掲載予定)

特に「ギャグ版~」はページ数の都合でたぶん単行本化しないと思うので、この雑誌が手に入る今のうちに買っておいて保存しておくのがベターかと思われます。

500円でこれだけの内容が詰まっているなら買って損はないですよ。

 

 

 

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そしてこの写真からわかるように、

我が「ドラえもん」は長年に渡る「アメトーーク!」とのコラボ企画の実現によって強固な友好関係が結ばれたようです。

どうでもいいですけど、藤子F先生のSF短編「ボクラ共和国」にこんなシーンありましたよね。

 

テレ朝を代表する人気番組と太いパイプでつながった「ドラえもん」。

これからもお互い良い関係を築いていきたいですし、アメトーーク!もあと100回くらいはドラえもん芸人企画をやってほしいですね!

 

 

 

 

今日買った本

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・MFB大長編ドラえもんのび太の日本誕生」(アンコール発売)

 

たまたま入ったローソンで偶然発見した一冊。

マイ・ファースト・ビッグの公式サイトにも発売の告知が載っていなかったので、アンコール発売されている事を全く知りませんでした。

奥付を見たら「第2版:2017年3月8日」となっていたので、どうやら今週から発売されているものらしいです。

 

 

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なお、↑の画像が初版のもの。

表紙右上の「新・日本誕生」の告知が「南極カチコチ大冒険」の告知に変わっていたり、左下に「アンコール発売!」の表示が入っているなど違いがいくつかありました。

【雑記 2017年3月6日】「のび太の南極カチコチ大冒険」を見に行ってきたので感想をぐだぐだと書く

 ※この記事には「のび太の南極カチコチ大冒険」のネタバレが多数含まれています。

 本編鑑賞後にこの記事を読むことをお薦めします。

 

 

 

 

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3月4日(土曜日)公開の映画「のび太の南極カチコチ大冒険」を見に行ってきました。

来場者特典のパオパオドラが全3種だったので、同じ日に3回映画を見に行けば1日で全種類揃うだろと思ったのですが、見事に色がかぶってしまいました。

まあ、それはそれとして、とりあえず見た感想をだらだらと書いてみようと思います。

 

昨年の映画感想記事【雑記 2016年3月7日】「新・日本誕生」を見に行ってきたので感想をぐだぐだと書く

 

 

 

・本編の感想

はい、今年の映画も面白かったです。

これまでの予告でてっきり今年の映画はドラえもんのび太君の友情を描くのかと思っていたら、どちらかといえば舞台である南極の描写のほうにかなりの力を入れている作品でした。

作品のテーマに対して設定を詰めるやり方は藤子・F・不二雄先生原作時の大長編っぽくていい。

特に南極でのドラえもん達とジャイアン達と犬ぞりのレースのくだりがお気に入り。あのシーンで流れているBGMがかっこいいんですよねえ。

あんなにかっこいいBGMなのに、やってることはピーヒョロロープを使った犬ぞり競走でしかないというところも。

 

他にも、ヒョーガヒョーガ星の距離を「地球から10万光年」という設定にしておくことで、10万年後の地球から天体望遠鏡でその後の星の様子がわかるというのもよかったです。

ただ、不満点としてはゲストキャラであるカーラとの交流が少なかったように感じたのと、あとはブリザーガを倒した後のクライマックスでもう一盛り上がりほしかった。

ブリザーガを倒した後に「そうか、これで終わるのか」と少し物足りなく思ってしまったんですよねえ。

でも、映画の出来としては全然よかったので、まだ見に行ってないって人はなるべく時間を作って見に行ったほうがいいかと。

 

 

 

・ニセドラえもん

というわけで、氷の中で10万年凍っていたのはドラえもんじゃなくて怪鳥ヤミテムのほうでしたー。

みんなも予告を見てドラえもんが凍ってると思ってたでしょう? 自分も思ってた。

あのペンギンロボはドラえもんに成り済ます悪いやつでしたが、初対面であるドラえもんの性能を完全にコピーしたり、10万年凍らされていた状態でも瞬時に再起動可能な点などから、

もしかしたらあのペンギンロボはドラえもんよりも性能いいんじゃないかとも思ってしまった。本物のドラえもん口封じの能力とか持ってないわけですし。

あと、ヤミテムはあそこでもうちょっと感情を抑えることが出来ればジャイアン達を騙しとおせたはずなのになあ。メンタルが弱すぎるぞ!

 

ただ、本物のドラえもんはニセドラえもんと違って努力が出来ます。

その証拠に今年の映画では、押入れの中で南極の海流や歴史について予習をするドラえもんの姿が描かれておりました。

例年の大長編や学習漫画シリーズでは、主に説明役のポジションに回ることの多いドラえもんですが、実は裏でこういう勉強をしていたのかと思うと非常に慨深いです。

 

 

 

・ゲストキャラとゲスト声優

今年のゲストキャラ・カーラとヒャッコイ博士を演じたのは釘宮理恵さんと浪川大輔さん。

ドラえもん釘宮理恵さんといえば「のび太を愛した美少女」の回で出てきたルリィちゃん役でお馴染みですし、

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ドラえもん浪川大輔さんといえば「ヤキイモの気持ち」の回で出てきたヤキイモ役でお馴染みです。

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つまり今年の映画はドラえもんに出演経験のあるおふたりが出ていたってことですな。

 

そして、ゲスト声優として怪鳥ヤミテムとオクトゴン役をお笑いコンビ・サバンナのお二人が。

南極カチコチ隊の織田信成さんと浅田舞さんがパオパオたちの声を演じ、そして歌手の平原綾香さんがラスボスのブリザーガの声を担当しております。

非常に豪華な顔ぶれですが、ゲスト声優さんがことごとく日本語のセリフを喋らせてもらってないのが少し気になる。

魔界の時みたいにゲスト声優さんが主要キャラを演じるってのもアレですけど、さすがにもう少しいい役は無かったのかなあ。

映画冒頭の野比家の居間で流れているテレビに出てくる人の役とかあっただろうに。ただ、これも扱いとしてはどうなんだ?

 

あと、映画を何回見ても平原綾香さんがどこでブリザーガの声を出していたのかがよくわからなかった。

多分、ブリザーガ登場時に後ろで流れていたバックコーラスが平原綾香さんの声だと思うけど、あれは果たして「ブリザーガの声」なのか? BGMじゃないのか?

公式サイトによると「仕上げの編集作業でいろいろ変更があった」とのことなので、あとでちゃんとした製作裏話が聞きたいところですね。

 

 

 

・古代ヒョーガヒョーガ人

そんなブリザーガを作ったのが古代ヒョーガヒョーガ人。

荒れ地を耕すような目的でブリザーガを作ったのはわかりましたが、何故古代ヒョーガヒョーガ人は南極にほとんど完成状態のブリザーガを放置したまま消えてしまったのか?という点が謎として残ってしまいました。

ここら辺は勝手な推測ですが、「自分たちが住みやすいようにいつもの様にブリザーガを作ったけど、別にブリザーガ使わなくても住めそう」と気づいたから放置したってことなのでしょうかね。

で、暴走したらあぶないから人が入らない様にヤミテムとかオクトゴンを守衛に置いたと。

だったら、ちゃんと処分してからどこかに行きなさいよ!(そもそも、あそこに住んでいたはずの古代ヒョーガヒョーガ人は何処へ消えてしまったのだろう?)

自分たちが作ったけど結局は手に負えなくなって隔離。

現実社会でも環境問題や原発問題とかにも通じそうだ!と思ったけど、そこらへんの話に繋げると何だか辛気臭くなりそうなのでここでは自粛しておきます。

 

 

 

ひみつ道具

映画パンフレットの監督インタビューによると「大人の皆さんにも懐かしく思い出してもらえるよう」にと、

今年はピーヒョロロープやここほれワイヤーなど、原作初期に出てきたひみつ道具が多数登場している。この心遣いは大人の方だけじゃなくファンにとっても嬉しいんじゃないでしょうか。

「さがし物ステッキ」*1に自我が芽生えていたのもイイですね。落ち込むさがし物ステッキもかわいい。

「驚音波発振式害獣撃退器」は例の「長い名前の道具」のオマージュ。あれを攻撃の武器にするとは。

そして、特筆すべきは新しく出てきたひみつ道具「急速冷灯」のパワー。なんてったって急速冷灯で凍らせた対象物が10万年経っても溶けていなかったのは普通にすごい。

凍らせた場所が南極の地下だったからって好条件もあったからだろうけど、もしも砂漠とかでペンギンロボを凍らせても10万年溶けないのか試しにやってみたいです。

 

あと、氷年代そくてい機や極地探検ソリなど、やたら南極での使用に特化したひみつ道具も多数出てくる。2017年の東京に住んでいたらこれらの道具を使うことはあんまり無さそうだ。

たぶんこれも、ドラえもんが南極や氷山に行くことを見越して事前に入手していたものなんでしょうなあ。

そして、ドラえもんが四次元ポケットから出す描写のあったものの中ではおそらく最大ではないかと噂される*2「氷底探検車」。

ドラえもんが四次元ポケットから氷底探検車を取り出すシーンはまさに圧巻である!

これも2017年の東京に住んでいたら絶対に使わなそうな道具ですし、お値段も普通の乗用車より高そうな気がするので、恐らくどこかからレンタルしてきたものなのでしょう。

まあ、南極の地下で壊しちゃったんですけどね。

 

 

 

その他気になった&気付いた事

 ・今年映画館の売店で売っていてほしかったグッズ第1位「星型マークの電池」(ちなみに去年は「犬笛」)

 ・「氷難(ひょうなん)」というワード。12月9日放送のドラえもん「チュー難の相に気をつけろ!」にも出てきてますね。隠し映画コラボだ!

 ・本編開始10秒でサバイバルスーツがジャングル黒べえスタイルな事に気づいて笑ってしまった。でも、あのサバイバルスーツの元ネタにに気付く人は結構少なそうだ。

 ・冒頭でカーラが名前を1回発するだけなので皆さんは覚えてないかも知れませんが、ヒャッコイ博士が乗っている方の緑色のパオパオは「テクテク」という名前です。聞き取りが間違っていなければ多分これで合ってるはず。

 ・「モフスケの体が冬眠で青くなったり耳が欠けたりしたのはドラえもんリスペクトだ!」という意見をネット上で見た感想で初めて気づきました。遅い!

 ・恒例の「のび太「ドラえも~ん」→OP」の流れが、今年はかなりヌルッとした始まり方だったので意表を突かれてしまった。今年も叫ぶのかと思ってただけにこれは意外だった。

 ・ヒャッコイ博士が寝ているシーンで机の上に置かれているワイングラスがシビンみたいな形をしていたのが気になりました。本当にそんな形をしているので、2回目見に行くって人はそこにも注目してみてください。

 ・ふかふかスプレーで作った氷のソファー。座ったらお尻が濡れそうな気がするんだけど、そのへんどうなんだろう?

 ・ふかふかスプレーをブリザーガに吹きかけた際、氷でできているブリザーガの体もふかふかになっていたのかしら。

 ・カタンが10万年間凍っていたモフスケと出会った時はかなりビックリしたはずだと思う。カタンはモフスケから自分が10万年凍らされることを事前に知らされていたのだろうか?

 ・小原乃梨子さんの息子であり、毎年映画ドラえもんに作画で参加されているアニメーター・戸部敦夫さんの名前が今年は無かった。他の仕事が忙しかったのだろうか?

 

 

 

他にも何か書きたかったことがあったかもですが、とりあえず今映画を見て書きたい事は全て書いておきました。

後は約1年後にやるであろう地上波放映の時のTwitter実況の時にいろいろ言おうと思います。

 

そして、毎年恒例となっている来年の映画予告がありましたが、何だか「のび太の南極大冒険」を思わせる内容でした。

で、自分が映画公開当日に書いたブログ記事がこちら。

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>ズバリ「のび太の南海大冒険」!!

>仮にスーパー大穴の予想が的中したら、自分の名前を明日から「預言者銀河王」に変えてやろうと思います。

 

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ど・・・どうしよう・・・。

 

でも、まだ来年の映画が完全に「南海大冒険」と決まったわけではない。

そもそも「南極カチコチ大冒険」と「南海大冒険」じゃタイトル被りすぎでしょう!? だから絶対違う映画だ!!

なので、この公約も今の所は保留! どうせ自分がこうして話題に出さなければこんな公約覚えてた人もいなかっただろうし!

 

というわけで、1年後に自分の名前がどうなっているかは来年の映画次第です。

来年の映画「南海大冒険」じゃなければいいなあ・・・。

ドラえもん 映画2017ver. ドラえもん ぬいぐるみ 高さ27cm

ドラえもん 映画2017ver. ドラえもん ぬいぐるみ 高さ27cm

 
ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 - 3DS

ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 - 3DS

 

 

*1:「たずね人ステッキ」との混同に注意

*2:「風雲ドラえもん城」はどうやってポケットから出したんだろう?